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11 夜中の騒ぎ ページ11
あれから、散々
喋り倒して
家に着いたのは
夜中の１時近く
「飲みすぎちゃったな〜」
体が少しフワフワしてて
玄関先の小さな鏡を見てみると
真っ赤っか。
でも、なんだか楽しくて
「ふふふ」
不気味に笑っちゃう
早く寝ないと、遅刻だよ
フラフラとしながらヒールを
脱ごうとすると
ピンポーン
誰よ！こんな時間に！！
常識がなってない！
文句言ってやるんだから！！！
気分がだだ下がりじゃないのよ！
なんて
普段なら絶対に
こんな時間
扉なんて
開けないのに、
お酒の力って怖いのね。
そっと扉をひらけると
スーと外の冷気が入り込み
「バカっ、お前、違うだろっ！！！」
ヒソヒソ声で
焦ってる声がした
「あれれ、ニノ〜髪の毛、そんなに長かったあ？」
焦ってる人はヤバイって顔をしながら
必死にもう1人の人を支えてる
だれ？この人たち？
わけがわからなくて
一気に怪訝な顔になる
夜中の空気って
すごく独特。
街がまるでもぬけのからみたい。
だから
「こんな時間になんなのよっ！！」
声が響いちゃう。
「ニノ、オネエみたい。笑」
まだ、私のことを
誰だか知らないそのニノって人だと
思い込んでる
「ニノじゃねぇってっ、すみません以後気をつけます」
そんな時
またピーンとした空気の中
ガチャリ
と扉が開く音
3人が一斉にそちらを向くと
呆れた顔で
「なにやってんの、おたくら」
薄着の二宮さんが立ってたの
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作者名：希生 | 作成日時：2014年2月11日 18時
