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間に合った? ページ31

快「…」
陽斗「届かないな。俺の声」
影景「そうね…。周りは…割れた様な跡が…」
陽斗「調子の良い嘘を並べたって俺には通用しないよ」
影景「あはは…。そうだったわね。ねぇ、陽斗。私の事は気にしないで欲しいから、どうか一人きりで居させて」
陽斗「え…ちょっと…!」
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快「悲しくて、苦しくて、怖いから。俺は御前等の助けを待つしか出来ない」
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陽斗「信じてた姿が崩れ始めて影景の声が絶えた」
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影景「夢も希望も取り上げられた私等の声は届かず地に落ちて消えてしまった。こんな時代に生まれた意味は何だろう。行き場の無い問いだけが私の中で解けない糸の様に残るの」
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空斗「苦痛の王子、お前、どうした?まさか、響音快をもとに戻す方法でも探しているのか?」
陽斗「…。(御前に答える義務はねぇよ)」
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陽斗「快!これを飲め!」
快「っ…!?これ、は…?」
陽斗「間に合った?…それは快が作ってた薬だよ」
快「ん…。あれ…。俺、今まで何を…?あれ、影景は?」
陽斗「それが見失っちゃったんだよね…」
快「なら、探そうじゃねぇか」
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快「いた。影景!」
影景「一人きりにさせてよ…。私は…!!」
快「良いから、これを飲んで、落ち着け!」
影景「んん…。あれ…。私、どうして…?」
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陽斗「間に合った。最後だった。間違ったみたいだ。どうしちゃった?どうしちゃった、どうしちゃったを繰り返してた。でも、その必要は要らなかったね。俺は間に合った」
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架哉斗「壊れた快と影景を戻したみたいだな。流石だよ。陽斗」
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間に合ったの意味

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作者名:AK | 作成日時:2018年1月1日 5時

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