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3-2 驚愕アベレージ! ページ7

監督生side




教室____









授業開始のチャイムが鳴り、クルーウェル先生が授業を始める。




「よし仔犬ども、授業を始めるぞ。行儀よくおすわりしろ。
 今日はまず、テスト返却を行う」




その言葉に、クラスがザワっとなる。


デュースとグリムもソワソワし始めた。




「いよいよか」


「にゃっはー!テスト返却!センセー早く!」




その言葉に先生が注意する。




「グリム、はしゃぐんじゃない。ステイ、ステイ!!
 では、出席番号順にテストを取りに来い。1番!」




そして順番にテストが返されていき、俺たちにも返却された。


エースは自信の通り、やっぱり高得点。




「やった!92点!」


「88点!俺が80点以上を取れる日がくるなんて……」




そしてデュースも史上初めての80点台を出した。


すると、グリムが飛びついてきて叫んだ。




「見ろ、ユウ!オレ様、85点だゾ!!」


「え!?グリムも!?みんなスゴイな!」




思っても見なかったグリムの高得点に、思わずテンションが上がる。




「これで留年せずに済む……っ!」




どうやら、デュースは留年しないか心配だったらしい。




「お前たち、今回はかなり勉強したようだな。
 小テストの時に比べてかなり……いや、だいぶ、ちょっとおかしいくらいに平均点がアップしている」


「え、おかしいって……どういうこと、先生?」




先生の言葉に疑問を抱いたエースが聞き返した。




「魔法薬学のテストは、全学年が平均点90点を越えている。
 魔法史もなかなか良い結果だったとトレイン先生に聞いているぞ」


「ええっ!?」


「ふなぁッ!?」




先生の言葉に、平均点以下だったデュースとグリムが叫ぶ。




「ちょっとヤ〜な予感……」




エースは苦虫を噛み潰したような顔をしている。




「成績優秀者、上位50名は廊下に名前が張り出されるから楽しみにしておけよ。
 では、授業を始めるぞ。テキストを開け」




そんなグリムたちは関係なく、クルーウェル先生は授業を始めた。

3-3 発表リザルト!→←3-2 驚愕アベレージ!



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雪だるま(プロフ) - 初コメ失礼します!オクタヴィネル側に行って欲しいです! (2021年9月26日 16時) (レス) @page32 id: c71206cb36 (このIDを非表示/違反報告)
キムチ御前 - 初コメ失礼します!私としては、夢主くんはオクタヴィネル側にガッツリいってほしいです!更新楽しみにしてます!頑張ってください。 (2021年9月19日 8時) (レス) id: eb7e66b3cf (このIDを非表示/違反報告)
J&F - ストーリーとちゃんと繋がってるのに違和感が無いので凄く読みやすいです!更新頑張ってください!! (2021年9月13日 19時) (レス) id: f7aefb59eb (このIDを非表示/違反報告)
A.M.(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください。 (2021年9月9日 22時) (レス) id: 4bb7acd49d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやあや | 作成日時:2021年9月9日 19時

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