3-8 誘惑ルアー! ページ22
監督生side
「何か、悩み事を抱えているようにお見受けしますが……」
ジェイド先輩…にそう聞かれ、エースが答える。
「どっかの誰かさんたちにこき使われて、ちょ〜困ってまーす」
「ちょ、おいエース、そんな言い方…!」
あまりにも悪意のある言い方に注意しようとするも、時既に遅し。
「あはっ、契約違反したイソギンチャクがなんか言ってる〜。
お前らは文句言える身分じゃねぇんだよ。黙ってろ」
「…!!」
急に変わった表情と口調に、身がすくむ。
「ヒ、ヒェ……。また絞められる〜」
どうやらグリムも一緒だったようで、デュースの後ろにヒュンッと隠れた。
そこは……俺んとこ来て欲しかったかな。
『ジェイド兄が話しかけてるの、オマエらじゃねーんだけど』
「えっ、」
双子の間にいた、少し小柄な(俺達に比べたらデカイけど)人が言った。
「Aの言う通りです。
僕が話しかけているのはイソギンチャクたちではなく、貴方ですよ。オンボロ寮の監督生・ユウさん」
「はい!?」
まさかの俺指名に、思わず後ずさる。
「なぁに、エビみたいにビクッと後ろに下がっちゃって。
エビ……ん〜、小さいから小エビちゃんかなー」
え、エビ!?小エビ!?
何故かわかんないけど、変なあだ名を付けられた。
「先輩たちに比べればたいていの生徒は小さいと思います……」
「このデカさで3人いると迫力ありすぎだよな……」
エースとデュースが小声でそう言った。
全くの同感でしかない。
「ユウさんは先日、リドルさんたちと一緒にスパイごっこに勤しんでいたようなので、僕ら双子のことはよくご存知かもしれませんが……
こちらのもう1人は面識が無いかと思いますので、3人で改めましてご挨拶を」
そう言うと、ジェイド先輩が少し前に出た。
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雪だるま(プロフ) - 初コメ失礼します!オクタヴィネル側に行って欲しいです! (2021年9月26日 16時) (レス) @page32 id: c71206cb36 (このIDを非表示/違反報告)
キムチ御前 - 初コメ失礼します!私としては、夢主くんはオクタヴィネル側にガッツリいってほしいです!更新楽しみにしてます!頑張ってください。 (2021年9月19日 8時) (レス) id: eb7e66b3cf (このIDを非表示/違反報告)
J&F - ストーリーとちゃんと繋がってるのに違和感が無いので凄く読みやすいです!更新頑張ってください!! (2021年9月13日 19時) (レス) id: f7aefb59eb (このIDを非表示/違反報告)
A.M.(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください。 (2021年9月9日 22時) (レス) id: 4bb7acd49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやあや | 作成日時:2021年9月9日 19時