3-7 標的モニタリング! ページ20
監督生side
2F廊下___
俺とジャックは、アズール先輩がいつもどんな様子なのかを見るべく2年の階に来た。
「さて、早速アズールを監視しにきたわけだが……」
「授業をサボってな」
そう、まさかまさかの授業中。
流石に休み時間だけでは調査にならないから、と渋々決めたけど……
「来てくれるとは思わなかったわ」
何事も本気!のジャックが一緒に来てくれた。
「学園長直々の命令なんだ。サボりも大目に見てくれるだろ」
「まあ確かに」
「それに、負けっぱなしは気にくわねぇ。
アズールの秘密の強さを知れるなら、俺も知っておきたいからな」
やっぱりちょっとズレてるけど、まあ協力してくれるならありがたい。
話を切り上げて、俺らはアズール先輩の元へ向かった。
講堂___
まず向かったのは、1限目の「音楽」。
廊下から、こっそりと中の様子を伺う。
「ラ〜ラララ〜ララララ〜♪」
「アイツ、やたら歌がうめぇな」
アズール先輩が歌っているのを聴いた。
……普通に上手い。
教室___
次は、2限目の「動物言語学」。
またまた、ひっそりと偵察。
「オ"アァ〜〜オ"ァッ。ブナッ。フシャルル!」
「オ"アァ〜〜……ホワッ」
「うんうん、なるほど。
ルチウスさんが言うには、トレイン先生が前回オヤツを与えてくれたのは3時間前です」
「さすがだな、アーシェングロット。正解だ」
えぇ……なんかよくわかんねー言葉話してるぞ。
「動物言語学を理解できるだけでなく、自分でしゃべることもできるのか」
……普通に凄いじゃん。
魔法薬学室___
そして、3限目の「魔法薬学」。
ここはちょっと見にくいので、できるだけ耳を近づける。
「シロイルカの歯、そしてチョウザメの卵、オーロラ蛾の鱗粉、人魚の涙。それから120種の薬草をブレンドしたエキスを加え……」
ボボン!
「完成しました!この薬を飲めば、体の一部を別の動物に変えることが可能です」
「グッボーイ!これは3年生の学年末試験レベルの調合だぞ。
他の仔犬どもも、アーシェングロットを見習うように」
あ、その薬欲しい。耳と尻尾生やしたいです。
「難しい魔法薬の調合も完璧……っと」
え、アズール先輩もしかして欠点無い感じですか…?
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雪だるま(プロフ) - 初コメ失礼します!オクタヴィネル側に行って欲しいです! (2021年9月26日 16時) (レス) @page32 id: c71206cb36 (このIDを非表示/違反報告)
キムチ御前 - 初コメ失礼します!私としては、夢主くんはオクタヴィネル側にガッツリいってほしいです!更新楽しみにしてます!頑張ってください。 (2021年9月19日 8時) (レス) id: eb7e66b3cf (このIDを非表示/違反報告)
J&F - ストーリーとちゃんと繋がってるのに違和感が無いので凄く読みやすいです!更新頑張ってください!! (2021年9月13日 19時) (レス) id: f7aefb59eb (このIDを非表示/違反報告)
A.M.(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください。 (2021年9月9日 22時) (レス) id: 4bb7acd49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやあや | 作成日時:2021年9月9日 19時