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3-5 造反カウンター! ページ15

Aside




この様子を見て、アズール兄が言う。




「やれやれ……あまり手荒な真似はしたくないんですがね。
 ジェイド、フロイド。少し遊んであげなさい」




すると、奥からジェイド兄とフロイド兄が出てきた。




「かしこまりました」


「コイツら全員絞めていいの?あはっ、やった〜」




そう言って、2人は笑みを浮かべながら群れに近寄って行った。









「どいつもこいつも弱ッ。絞めがいがねーなぁ〜」


「まるで無力な稚魚の群れですね」




倒れている群れを見下ろしながら、そう呟く3人。


それを見ながら、トラッポラたちは負け犬の遠吠えを吐く。




「アズールってヤツ、どんだけ色んな魔法が使えるんだよ!?反則じゃん」


「アズールの持つ金色の契約書が、エースたちの攻撃を全部弾いてんのか?」


「くそっ、日頃自分がどれだけ得意魔法に頼ってたかわかるな……」




んー、多分弾いてんのはフロイド兄かな。


スペードが言うように、得意魔法を封じられると結構キツい。




「火を出さないグリムとか、ただの狸だわ」


「ふなぁ〜……オレ様は狸じゃね〜……きゅぅ……」




トラッポラの言葉に反論するが、体力が少ないのかフラフラのグリム。


この様子を見てアズール兄は言った。




「みなさんはこの、“黄金(きん)の契約書”にサインをした。正式な契約は、何人たりとも破棄できない。
 どんな魔法を使おうが、この契約書に傷ひとつつけることはできませんよ。フフフ……
 頭にイソギンチャクが生えている限り、君たちは僕の命令に従わざるを得ない。
 まずはラウンジの清掃をしてもらいましょうか。次に食材の仕込みを。さあ、立ち上がってキリキリ働きなさい」




その内容にトラッポラは悲鳴の声をあげる。




「マジかよ……」


「ジェイド、フロイド。新入りの指導は任せましたよ」


「はい/は〜い」




2人にそう言うと、アズール兄は向き直る。




「サバナクロー寮のジャック・ハウルくんに、オンボロ寮のユウさん……でしたね。君たちも、どうぞお引き取りを。
 次はぜひ、お客様として店においでください。いつでも歓迎しますよ」




そう言って、アズール兄はVIPルームに戻って行った。




「グルル……おい、ユウ。いったん戻って仕切り直すぞ」


「でも、グリムたちが」


「さっきの勝負を見てたろ。丸腰じゃ話にならねぇ」




そう言って、2人は帰って行った。


………ふーん、面白い事んなりそうだな。

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雪だるま(プロフ) - 初コメ失礼します!オクタヴィネル側に行って欲しいです! (2021年9月26日 16時) (レス) @page32 id: c71206cb36 (このIDを非表示/違反報告)
キムチ御前 - 初コメ失礼します!私としては、夢主くんはオクタヴィネル側にガッツリいってほしいです!更新楽しみにしてます!頑張ってください。 (2021年9月19日 8時) (レス) id: eb7e66b3cf (このIDを非表示/違反報告)
J&F - ストーリーとちゃんと繋がってるのに違和感が無いので凄く読みやすいです!更新頑張ってください!! (2021年9月13日 19時) (レス) id: f7aefb59eb (このIDを非表示/違反報告)
A.M.(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください。 (2021年9月9日 22時) (レス) id: 4bb7acd49d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやあや | 作成日時:2021年9月9日 19時

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