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「不死川の言う通りです!人を食い殺せば取り返しがつかない!殺された人は戻らない!」
「確かにそうだね…」
「では!」「お館様!」
「人を襲わないという保証はできない、証明は
できない…ただ、人を襲うということもまた証明
できない。」
「禰豆子が二年以上もの間人を喰わずにいる事
実が在り、禰豆子のために三人もの命がかけら
れている。これを否定するには否定する側もそ
れほどのものを差し出さなければならない」
「皆にその意思はあるかな?」
「それに私の子供たちに伝えないといけない事
がある。この炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」
「なっそんなまさか!柱ですら誰も接触した事
がないと言うのに!」
わぁ…炭治郎辛そうだな!
お館様が口に人差し指を近づけると皆静になった
「鬼舞辻はね、炭治郎に追手を放っているんだ
よ。その理由はただの口封じかもしれないが私
は初めて鬼舞辻が見せた尻尾をつかんで放した
くない。恐らくは禰豆子にとっても予想外の何
かが起きていると思うんだ。」
「わかってくれるかな?」
「わかりません。お館様!人間ならおかしておいてもいいが鬼は駄目です。これまで俺たち鬼殺隊がどれだけの思いで戦い、どれだが犠牲となっていったか。承知できない」
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作者名:ゆうな | 作成日時:2019年11月11日 1時