幼馴染みに彼女が出来たらしい【さとみ】

宣言されてから4分目 ページ4

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昼休み



「『え？』」



「その…あのねっ！私さとみさんと二人で食べてみたいなって…無理だよねっ！ごめんなさいっ！」



勢い良く頭を下げる可愛い桜子ちゃん



そんなことはどうだって良い



二人で食べたい…かぁ



『全然良いよ？二人ともカップル何だし私が口出すことじゃないよ〜ふふ』



「え、Aは良いの？そりゃ俺も桜子と一緒が良いけど…じゃあ明日はAと二人っきりで食べる！」



"二人っきり"ねぇ…



『うん、だいじょーぶ。行ってらっしゃい』



わざとさとみの手を握る



「え…っじゃあ行こう？」



「ああ、うん」







さて、誰と食べるか




と考えてる暇もなく私はころちゃんの元へ歩いていく



『こぉーろぉー』



机に向かって寝ているこいつは青山衣。



さとみの友達で唯一私の裏？を知っている私の親友だ



「ふわぁ〜…ん、A良いよ。裏庭行こうか」



『ありがと』



普通に顔面偏差値高いけど私の眼中にはさとみしか無いからしょうがない









「A、あ〜ん」



『…はむっ』



急にころちゃんがこうしてくる時はあまり無い



今は分かる



少し遠いけど桜子ちゃんとさとみが居るからだ



わざとね



『何時もありがとうね』



「僕も少しだけど他のウザイ女子が寄ってこなくなってきたから感謝してる」



『一石二鳥って所だね』



横目にあの二人を見ながら食べる



お弁当は冷めきって美味しくない



あの視線はあの子だけ



私じゃない



置いていかれそうで怖い



昔みたいに捨てられそう



助けて



「おーい！もぉ、無視してると思ったら泣いてるし…よしよし」



『ころちゃっ…あぁっ"…』



「はいはい」



ころちゃんは私より5cm程身長が低い



けどやはり男子なだけあり体格は良い



抱き締められるには心地いい



『こんなの可笑しいよね』



「大丈夫。好きの種類も色々あるよ」



何もかもぐしゃぐしゃにされたって良い



だから、







私の幸せを返して








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