幼馴染みに彼女が出来たらしい【さとみ】

宣言されてから3分目 ページ3

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『も、もう降りるよ！』



「え〜？w何恥ずかしがってんのぉ？w」



彼女さんに勘違いされちゃうじゃん



あ、ほらﾁﾗｯと見て羨ましそうに此方見てるよ



「もぉしょうがねーな…あ、宿題！早く教室行こ！」



とやっと背中から降ろされたと思えば手を繋がれて教室までひっぱられている



好き。



絶対、顔赤いだろうな



手を見るとすんなり恋人繋ぎだし…



昔、はぐれないようにってこう教えて貰ってからずっとこうだ。



彼女への特別感は…キスとか？



いやファーストキスは幼稚園の頃したな



『ごめんね？』



と口パクで彼女さんへ言った



『ふふっ』



「どうした？」



『んーん！何も無いよ』



鈍感って裏面に出る事が多いものね









「はぁー！マジ助かった！ありがとう！」



『何時もの事だから慣れてるよぅw』



「え、それさりげなくディスったよね！？」



『いやぁ？w』



煽ると子供の様に反論してくるのも可愛い



「あ、あのっ！さとみさんっ！」



聞きたくないあの子の声



「あ！桜子！おはよっ！」



彼女の名前は西城桜子



黒髪の綺麗なロングのサラサラしたストレートな髪



小柄だけど雰囲気は大人っぽくて大きい目で少しネコ目



とても可愛い



「Aさんも…おはよ！」



『うん、おはよう。桜子ちゃん』



さとみの彼女じゃなければ性格も良さそうだし仲良くしたかったけど



「本当に二人は仲良しだね」



とハの字に眉毛を下げ上目使いで私達に話し掛けた



寂しいよってさとみに気付いてほしいんだろうな



残念だけど無理なんだよね



馬鹿だから



「うん、Aと一緒にいると楽しいしAが笑うと嬉しいんだ。"俺の"大好きな幼馴染みだよ」



と嬉しそうに桜子ちゃんに返した



鈍感



『ふふ、ありがとう。私も大好きだよ』



「っ…わ、私もう行くね！あとでね！」



「おー！…何か急ぐ用事でも思い出したのかな」



鈍感



『かもね』



桜子ちゃんも押しが弱いんだよ



まぁ押すとリスクが高くなるけど









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