幼馴染みに彼女が出来たらしい【さとみ】

迷ってから2秒目 ページ12

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『お待たせ』



「おそーい！お腹空いた」



「ごめんごめんw」









『転校生の子、名前何て言うの？』



「桜子」



「へー」



ころん君とアイコンタクトをとる



いつからこんな仲になったか聞いてみたいもんだ



『可愛い子だったよね』



「普通じゃね？」



あれ？照れ隠しかな



『そんなこと言っちゃ可哀想でしょw』



もしオサカノのルート通りならなかったらどうしよ



『私、今度話しかけてみようかな』



「僕も気になるから行く」



「じ、じゃあ俺も」



でも焦ってる気がするから一目惚れとかかも知れない可能性あるし



ある程度くっ付けさせといて後からとる系にした方が夢主派の人は喜ぶかな



『じゃあ早く食べ終わったし行こ？』



「りょ」



今度は私がさとみ君の手を握る



「Aから手繋いでくるとか珍しいね、どうした？」



あれ、気付かれてる



『んー…緊張してるだけ』



そう上目使いで言った後、ころん君とまたアイコンタクトをとった









『あ、みか〜！桜子ちゃんって居る？』



なにげに顔は広く皆に人気な主人公だったので誰にも話し掛けて良い気もするが…一応主人公の親友に話し掛けるのが確実かな



「ここまで来るのめずらいね！おるよ？



桜子さ〜ん？美少女Aが待ってるよ」



『いや何やねんw』



「美少女じゃなくてゴリラでは？」



『ころちゃんウザい』



「ひど」









「あ、み、みかさんありがとう！



さとみさんっ！？」



ああ、私ところん君の事は眼中に入っていないのか



「さく…『桜子ちゃん、だよね？急に呼び出してごめんねw』



さくさとには会話させたくないなあ



さとみ君が離れないよう手をまたぎゅっと握ったらもっと強く握り返してきた



まだ今は大丈夫だよね





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