Phobia (ページ4)

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👑夫ページ4

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瑠「今日の夕飯何にしよっかー」

数分先のことを話し合うのが家族、未来を語り合うのが友達

私たちはちゃんと、家族になっていけてる

彼と出逢ったのは大学生の頃

一つ歳上の彼とは、ゼミの説明会で知り合った

楽しそうに自分の所属するゼミのことを話して

一生懸命に誘ってくる姿が可愛かったのを覚えている

　

それから、たくさん話して、たくさんお互いを知って、告白され

「幸せにする、これからの人生を一緒に歩んでほしい」

そう言われて、プロポーズされた日のことを忘れることなんてできない

運命なんて思わなかった

今でもどこか不思議に思う時がある

瑠「ん？どうした、ぼーっとして」

それでも、今隣にいるのは彼で

一生を誓い合ったのも彼なことは変わらない

だけれど、

「今この一瞬のお前を、全部俺のモノにしたいん」

一生を誓う彼とは反対で、今ある一瞬を大事にしようとしていた貴方

これからを彼が語る度、一瞬を愛した貴方を思い出す

『あ、流れ星…』

この一瞬も貴方は好きだと笑うのだろうか

………純喜

　