妖怪ウォッチと言ったのに『文スト×妖怪ウォッチ』

【2】神様！ ページ2

それからしばらく私は走り回った。




………ハッ！ヤバイ！意識がどこかにいって走り回ってしまった！



今のこの状況は、とてつもなくヤバイ。もしかしたらここは地獄で、針山とかあるかもしれないのに！もしかしたら！閻魔様がいるかもしれないのに！


ヤダ〜今の閻魔様に見られたら、はずかぴー！！←



？「ま、待ってよ………君、ちょっと体力ありすぎない？」



唐突に後ろから声が聞こえた。息が上がりへばってる情けない男の子の姿。


割とイケメン、妖怪ウォッチで言えばカイラ様をもう少し幼くして髪色を水色にしたような……美少年……ぐふふふふっ虐めたい。



？「ひっ………！？(なんか今ぞくりとした……下界の女の子怖い！)」


『っで？あんた誰？』


？「切り替え早いね！？下界の女の子皆んなこうなの？』


『いや知らんけど………

ていうかあんたもしかして神様かなんか？

この世界のこと知ってそうだし、下界って言ってるし、人間離れしたその容姿、

確実に神様だよね？ンで、私を幽霊とか転生させるためにいるんだよね？』



我ながらスラスラとよくこんな厨二病を決めた発言ができるね！

まぁ私厨二病だし気にせんでいいか！私が言ってること事実だろうし、猿でもそれくらい気づくよ。

逆に気づかない奴なんてこの世にいるの？(頭めっちゃいいですこの人)



神「下界の女の子すごい……賢いんだね……

じゃあまぁ殆ど説明することないね、単刀直入に言うことにするよ。



何処にトリップしたい？」




トリップ

異世界ものの漫画や夢小説などあって、主人公が別の世界に行ってしまう時に使う言葉である。
本当はそういう意味じゃないらしいが、この場合そっちの意味だろう。



神様は、私をトリップさせてくれるの？


なんていい神様なんだ！！早速頼もう！過去のことなんて忘れてさ！うーんどっちにしようかな？妖怪ウォッチの世界に行くのは突然そうだけど、

シャドウサイドか……ケータ君が主人公の時か……うーん悩むな〜どっちも行きたい！


そうだ！私も妖怪ウォッチ貰おう！わがままかもしれないけど原作に絡むには必要不可欠！


もしかしたら閻魔様とかカイラ様とかに取り合いされちゃうかもぉ！？恋に堕としてさ！





あぁ迷っちゃうな〜！でも決めないと！……………………チョコボー食いたないな。

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