36*you* ページ36
冷たいけど
気持ち良くて
水を蹴って
キラキラした
飛沫を眺めていた
TH「ヌナーー!!」
衣装、メイク
バッチリなテヒョンが
笑顔で向かって来る
TH「水、冷たくない?
体が冷えちゃうから
コッチ来て」
差し伸べられた手を掴むと
そのまま指を絡めて
手を繋いだまま
歩き出した
私の歩幅に合わせて
歩いてくれる
振り返ったテヒョンは
切れ長の目を細めて
笑っていた
LIVE楽しみだね
僕とのソロも楽しみだよ
アミはどんな反応するかな
かっこいい僕を魅せたいけど
嫌われないか心配だよ
…低い優しい声で
不安も口にする
久しぶりに人前でするLIVE
そこで披露される女性ダンサー
私も不安だし
怖い
でも
そんなの全て覚悟していて…
「大丈夫だよ、テヒョンイ。
みんな、あなた達を待ってるから」
繋がれた手をギュッと握ると
立ち止まって
ありがとう
と言うテヒョン
TH「あ、そうだ。
ヌナ、面白いもの見せてあげるね」
ウインクをしたテヒョンは
私の頬を両手で挟んで
顔を近づけてくる
動かないでね
耳元で囁かれた言葉に
ドキドキしないわけがない
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作者名:愛流 | 作成日時:2021年11月15日 4時