余命宣告 @ ページ5
you side
検査結果が出たらしく、今日、親と聞く。
拓哉は私の部屋にお留守番。
個室で、医師2人と向き合って
医師1「全てを受け入れる準備ができていますか?」
最初の言葉がこれ。
もう、確定演出みたい。
医師1「私が良いことでも悪いことをお伝えしても」
「はい。自分のことですので。」
私は覚悟していた。
どんな結果であっても。
母「A…」
隣で悲しい顔をする。
お母さん、ごめんね。
ここに座ったからにはもうどうだっていいって思うしかないんだよ。
ずっと私の担当だった医師—先生が口を開く。
医師1「…単刀直入に言いますと、もう先は長くないでしょう。」
(でしょうね。)
妙に納得してしまった。
続くようにここの病院のお偉いさんであろう方が話してくださった。
医師2「肺に白い影が見えました。この不治の病からの転移だと思われます。そして、慢性心筋症も再発していますし、神経も少しずつ壊されていっているのがこの検査で新たにわかりました。」
母「そんな…」
「…」
医師1「前にもお話ししましたが、この病にかかった人は大体12年しか生きられないと言われています。まだ詳しくはまだ分かってはいませんので確証はないですが…」
医師1「それを踏まえてお話しするならば、最短で1年ほどでしょう。」
医師1「難病ということもあり、確定的な予測はできないため、目安としか言えませんが」
医師2「ですが、私たちも全力で戦います。」
先生たちは真摯な目をしていた。
「よろしくお願いします」
私は深く頭を下げた。
母「！！」
母「よろしく、お願いします」
お母さんは、まだ現実を見られていないのだろうか。
まだ戸惑いが見える。
医師1「Aちゃん。」
突然、先生から呼ばれた。
立ち上がって帰ろうとしていたので、振り返って先生の顔を見る。
「はい」
医師1「「大きくなったね。」
「ここまで来れたのは先生のおかげですよ。ありがとうございます。そしてよろしくお願いします。」
医師1「こちらこそ」
と私が退院する時と同じように笑顔で手を振ってくれた。
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神影(プロフ) - ごめんなさい。まじでめっちゃ好きですこれ。もう泣く。うん。ずーっと泣いてる。 (4月13日 19時) (
レス) @page38 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)
zawawa(プロフ) - 百日紅さん» コメントありがとうございます！！ 最後まで読んでいただけて、そしてこのような言葉をいただけて本当に嬉しいです。 ありがとうございました！！！ (9月27日 6時) (レス) id: fe93001be6 (このIDを非表示/違反報告)
zawawa(プロフ) - わつちなつさん» レス遅くなりすみません💦 こちらの作品も読んでくださってたんですね…泣 本当に嬉しい限りです！！ 最後までありがとうございました！！ (9月27日 6時) (レス) id: fe93001be6 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあいす - 最終話まで読ませていただきました。すっごく感動して最後のほうなどはまじで泣いてました。とても切ない話でとても心のきました。この作品を作ってくださりありがとうございました。ぜひ新作を出して欲しいです。お体に気をつけて。 (8月3日 22時) (レス) @page39 id: c3f43ac855 (このIDを非表示/違反報告)
百日紅 - 先日、最終話まで読ませて頂きました。とても感動的な作品で、胸に刺さるものがあったように感じます。これからの作品も楽しみにしています。くれぐれも無理はしないで、ご自身のペースで活動していただければと思います。素晴らしく感動的な作品を有難う御座いました。 (6月24日 15時) (レス) id: a726dfbcd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：zawawa | 作成日時：2022年12月5日 15時
