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「溢れる想いlove you君の好きをもっと教えてもっと聞かせて」
あいり「結んでゆくlove story〜♩」
私「いや！好きとかじゃないし！ちょーっともやもやするだけで頭にもパッて出てくるだけだし。ミルクティーだって別に先生が好きだからじゃなくたまたまくれたやつが美味しかったの！」
茉由「いやいやそれが好きなんだって、ね真綾。」
あいり「好きな人の好きなものを好きになるのは片思い業界の常識。
だって嫌いな人とかどうでもいい人とかの好きなもの気にならなくない？」
茉由「ちゃんとさっき自分でミルクティー飲みながらね？とか言ってたじゃん。」
あいり「いいじゃん。私も恭平くんとキュンキュンしたーい。」
私「好きじゃないって。第一無理でしょ？先生と恋愛なんて。」
そうだよ。無理に決まってる。先生を好きになったってなんもならんやん。付き合えないし。
万が一上手くいったとしても世の中優しい目で見てくれるわけない。無理なんだよ。
あいり「まあねー。」
ズキっ。分かってたことなのに言葉にされると胸が苦しい。
あいり「でも、Aにとっては無理じゃないじゃん？」
茉由「え？」
私「どういうこと？」
あいり「だってさAが今まで好きだったのって長尾くんじゃん。長尾くんに会えるとしても何万分の1でチケット当ててそこでまたいい席取るのにもまた何万分の一の確率で当たらなきゃなんない。
運が良くて取れても毎回取れるわけでもないしファンサしてーって叫んでも名前呼んでも必ず振り向いてはくれない。顔だって覚えてもらえないし。
でもみっちーだったら名前呼んだら振り向いてくれる。教えてーって言ったら教えてくれる。認知してくれてんじゃん。今まで長尾くんに片想いしてた頃と比べたら全然近い。可能性だっていっぱいあるよ。だから諦める必要全くなくない？」
私「でも…」
茉由「推しは推せるうちに推さなきゃ！」
あいり「好きぴは好きなうちに推さなきゃでしょ？」
ずっとどこかで諦めなきゃいけないから無理って決めてたから認めたくなかった。
認めたら気持ちにブレーキかからなくなるから。
でも、謙杜くんのことのように何もせず後悔したくない。
推しは推せるうちに推せ。
私「うん！頑張る！見てろよ先生！絶対落としてみせる！」
茉由「なんか怖いw」
あいり「ね、ちぎちぎ見る？」
服部A道枝先生アタック作戦決行します！
続く (更新停止中)
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作者名：まつやま | 作成日時：2023年8月15日 18時
