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あれから色々と頑張り…
道枝先生「そこちゃう、これはここで因数分解使ってみるとわかりやすいかも。やってみ。」
道枝先生「ん？できた？」
道枝先生「ん。正解。よおがんばったな。」
と、あっという間に追考査突破。
やった。これで残り1週間ちょっとはゆっくりゴロゴロできるね。
と、嬉しいはずなのに。
なんかモヤモヤする。
そして学校に行く最後の日…
私「色々とお世話になりました。おかげで留年免れました。」
道枝先生「いーえ。次はええ点期待しとるからな。」
これで今年最後なんだ…って別にいいじゃん最後で。私何思ってんだ。
逆に嬉しいだろ。こんな、こんな…
道枝先生「でも、意外に楽しかったかもな。」
私「え？」
道枝先生「年末ちゃんと課題やるんやで？服部のことやからどうせゴロゴロできるーとか思ってるやろ？笑」
私「うっ…」
エスパーか。てか別にいいじゃんか。冬休みだし。
道枝先生「せや、年末雪降るらしいから風邪気をつけること。わかった？」
この優しいとこなんなのさ。
私「子供扱いしないでください。体調管理くらいできます！」
何むきになってんの私。ほんとに子供じゃん。
私「せ、先生も…気をつけてくださいよ。」
やば！何言ってんの。これじゃまるで先生のこと心配してるみたいじゃん！
道枝先生「あー、うん笑気をつけるな？」
私「なんで笑ってんですか。笑う要素ゼロなのに。」
バカにされた。やっぱ最悪！
道枝先生「いや？ほんまかわええなーって。」
バッと後ろ向いた。
道枝先生「？あ、ほないくな？良いお年を。」
私「は、はい。」
私は走った。
別に照れてないし。
嬉しくないし。
でも、体は言うこと聞いてくれない。
一気に顔に体温が集まって。
顔が赤くなったから。
先生がかわええとかいうから。
別に先生が好きなわけ…
道枝先生「服部！」
先生が大声で私を呼んで走って駆け寄ってきた。
私「先生？なんで？」
道枝先生「これ。渡し忘れとった。追試突破祝い。」
そう言って私の手を握らせたのは
私「ミルクティー…」
道枝先生「ごめん、ちょっとぬるいかも。あ、行かな。俺会議やった。気をつけてな。」
私「あ、ありがとうございます。」
道枝先生「おう！」
って言ってまたクシャって笑うんだ。
なんだろう息が上がって苦しい。まるで
私「ジェットコースターみたいで息ができなくて…」
私「どうしよう…」
先生、もう１つだけ教えて
この気持ちはどうしたら解ける？
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作者名：まつやま | 作成日時：2023年8月15日 18時
