葬儀屋さんにピアスを開けてもらってみた ページ38
eLuさん、リクエストありがとうございます!
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「......?」
貴方がふと「ピアスをしてみたいんだよね〜」というと、彼はふと手を止めて考え込みます。
「ヒッヒッヒ...感心しないねェ...お嬢さんが耳に穴を開けるなんて」
彼は貴方の顎を片手で掴むと、耳たぶに指を這わせて顔を近づけてニヤリと笑みを浮かべます。
「でもどうしてもっていうなら...小生が開けてあげるよォ...?」
ためらいながらもお願いすると、彼は「冷やしておいたほうが痛くないよォ」と貴方の耳に氷袋を押し当てます。針やら消毒液やらを用意し始める彼。少し怖くなって軽く震えていると、彼は
「じっとしてないと痛くなるよォ...」と怪しげな笑い声をあげます。
彼はキラリと光る針を片手に貴方に近寄ると、
「...まぁ、折角だから痛いくらいがいいかもねェ...?」と低い声で囁きます。
ニヤニヤと怪しげな笑みを浮かべて貴方の頬を撫でる彼。
否定しようと口を開こうとすると冷たい針が耳に触れて、貴方は痛みに備えてギュッと目をつぶります。
「ヒッヒッヒ...そう怯えなくても大丈夫だよォ...?」
葬儀屋さんのふざけた笑い声が聞こえたと同時に耳に熱い痛みが走ります。
「うぅ...」目を閉じたままで彼の肩を掴んでいると、穴を開けたほうの耳に彼の指が触れます。
新しくできた穴に何かが通される感覚でそっと目を開けると、彼は耳の裏でパチン、とピアスのキャッチをとめます。
時間がたつとだんだん耳から痛みが引いていきます。
それに気づいているのか、彼は「ほら...案外痛くないだろォ...?」と優しく笑みを浮かべます。
恐る恐る耳に触れながら鏡を確認すると、そこには葬儀屋さんと同じような、銀色のリングピアスがつけられています。
「小生とおそろいだねェ...」耳元で低く囁く彼。
軽く布で消毒すると、「一か月は外しちゃあァダメだよォ...?」じゃないとまた開けなきゃあいけなくなるからねェ、と脅かすように囁きます。
この後、もう片方の耳にも開けてもらいましたとさ。二回目は、慣れたからかあまり痛くなかったようです。また一つ、彼とおそろいが増えましたね。
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うーん...ピアス開けたことないからうまく書けてるか不安...。
でも葬儀屋さんのことだから、意地悪なこと言いながらもすっごく優しくしてくれるんだと思う。
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Cedric(プロフ) - eLuさん» いつも応援ありがとうございます! (2022年8月5日 2時) (レス) id: 320cfb031f (このIDを非表示/違反報告)
Cedric(プロフ) - 雪姫さん» リクエストありがとうございます!やっぱり葬儀屋さんと言えば死者蘇生ですよね...! (2022年8月5日 2時) (レス) id: 320cfb031f (このIDを非表示/違反報告)
eLu(プロフ) - どうもです(*' '*)!50話到達•続編決定おめでとうございます!シチュも言葉選びも素敵で..リク投稿早いのにクオリティも高くて..読めるのが本当に幸せです。。Cedricさんの書く葬儀屋さん本当に好きです。。これかも応援しています(*´ `*)♪ (2022年8月4日 4時) (レス) id: ca0d0b33ac (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 「夢主が死んだら」の続きみたいので、「蘇らせるのに成功したら」みたいのが読みたいです! (2022年8月4日 3時) (レス) id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
Cedric(プロフ) - 虹流さん» リクエストありがとうございます!もちろんです!少し遅れるかもですが、絶対書きます! (2022年8月3日 7時) (レス) id: 320cfb031f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Cedric | 作成日時:2022年2月21日 8時