【完結】愛しき実験ハムスター〈２〉【名探偵コナン】

愛してください６４ ページ21

安室side




入ったカフェは以外と空いていて、絶好の穴場となっていた。

人見知りのAもこれなら落ち着けるだろう。



店員「ケーキセットのケーキはどれに致しますか？」

『あ！お花！とーる、お花のケーキがあるよ！』


それを注文してあげると、Aは幸せそうに笑う。

本当に幼いよなぁ。

運ばれてきたケーキを真っ先に口に含む姿をみてそう思う。


『おいしい！透、あーん！』

安室「え？！」

コナン「．．．安室さん普段からあーんしてもらってるの？」

安室「してるわけないでしょう。」



『あーん．．．』

手の行き場をなくしたAがしゅんと項垂れる。


コナン「僕がもらおーかー？」

『はい、あーん』


ぱくりとAのスプーンを口に含む。

コナン君の思い通りになるのは不本意だが、ここはのらせてもらおう。


『透！！美味しいでしょ？』


嬉しそうに笑うAを撫でる。

何でそう恋愛ごとにうといのか．．．


キスもあーんも、簡単にするこの子が、蘭さんたちと同い年で容姿も年相応だからなお困る。


今度はなんて教えよう．．．


沖矢「微笑ましいですね。」

コナン(これでさっきのチャラになったかな．．．なんて。)

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