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愛してください15 ページ15

降谷side




用件を終わらせ、
安室の家に帰る。


思いのほか時間が掛かってしまった。


がちゃり、とドアを開ける。
...明かりがついていない...?


息を潜めるも、寝息さえ聞こえない。
おかしい。
急いで電気をつけると、隅で三角座りしている姿が目に入った。



安室の口調で声をかける。



安室「A?」

『っ!』

安室「?!」


勢いよくあげられた顔に驚く。

目を赤く染め、涙を流していた。
痛々しい。


『ぃ、やぁ!』

安室「A、落ち着いて。」


俺の姿が見えていないのか、怖がりながら叫ぶ。


『やだっ!いやぁ、っあ!』

安室「A!!」


何に怖がっているのか分からない。
ただ懸命に助けを求めて泣き喚く。


安室「A、透、わかるでしょう?」

『し、らないっ!わか、らな..い!こわいっ!!』


一段と大きな声で叫ぶAを抱き締める。
Aは驚いたらしく、暴れようとする、
より強く抱きしめた。


Aの動きが止まった。


安室「いい子ですね、僕がわかりますか?」

『と、おる?』


初めて認識したかのようにAが名を口にした。
どうして僕の腕に抱かれているのかわかっていないような、
きょとん、とした顔。


不安の残るAを
今一度ぎゅっと腕にくるんだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コナンside




事件の翌日。
博士の家に行くと、住人が増えていた。

思わず見いる。



灰原「あら、何かしら?」

コナン「あ、いや、博士に相談が「今いないわよ。」あ、あぁ。」



俺の視線に気づいた灰原は気だるそうに答える。

灰原「説明すると、ハムスターよ「見りゃわかるよ」そう?」



そう、ハムスターがいたのだ。



灰原「飼ってみたけど、やっぱり違うわ。」

コナン「何が?」

灰原「全部。」




灰原はハムスターを眺めているはずなのに、
その瞳はハムスターを写していなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなシーンが欲しい等がありましたら、
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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - アオさん» アオさんが指摘しなくてもいいように頑張ります!少しでも違和感なしに楽しんでもらいたいので(≧▽≦)! (2018年5月25日 23時) (レス) id: dd05666278 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - こちらこそ、指摘ばかりですみません!でも、面白いのは、本当ですよ。 (2018年5月25日 23時) (レス) id: 82f5449f8d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - アオさん» すぐに直します!指摘ばかりさせてしまい、すみません! (2018年5月25日 19時) (レス) id: dd05666278 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 39話の「帰り血」は、「返り血」ですよ。 (2018年5月25日 17時) (レス) id: 82f5449f8d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - 見させていただきましたっ!合法ロリ...確かにその通りですね(≧▽≦)!ツボにはまっていただけて良かったです! (2018年5月24日 6時) (レス) id: dd05666278 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀ノ神 | 作成日時:2018年4月17日 19時

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