【完結】続！《乱藤四郎》がなつかれたい沖田くんの守り刀は粟田口と左文字のコラボ刀【刀剣乱舞】

粟田口と左文字のコラボ刀４７ ページ8

主side




中々起きない白を乱と共に見守る。
閉じた白の瞳から涙が流れた。


『こ、．．う．．．』




乱「紅は白の記憶を消したんだよね？」

「紅は本当に白が好きだから、
　辛い記憶に蓋をしたみたい。」

乱「好きなら、側で守ればいいのに。」




ボクならそうすると言う乱に微笑みかける。
乱も白が大切だから、白の涙が見たくないのだろう。




『んっ．．．ぁ、主さま．．．』


乱「白っ！」

「起きたのね！」



突然目を覚ました白は
手に持っていた紅白龍を私に突き付けた。


『主さまっ！顕現してください！！』



いきなりの事に戸惑いつつ、
手を翳して(かざして)霊力を送る。
どんなに頑張っても反応してくれなかった紅桜から桜が舞った。



その名のように紅く(あかく)美しい花びらの中、
鮮やかな紅(くれない)色の髪をした男の子が姿を現した。




《やぁっ！僕は紅桜。ここに白はいるかな？
　いないなんて言ったら．．．．．．あははっ！》


『こっ．．．紅っ！！』




軽やかな笑顔で脅してきた紅桜に、
涙目の白が抱きついた。

紅桜は白を受け止め、
白銀の髪を優しく撫でる。




《白、僕は白の笑顔が見たいんだ。
　ねぇ白、笑って？》


『っはい！』




騒ぎを聞き付けた本丸の皆が様子をみに集まってきた。
そして白が紅桜に微笑みながら話いているの事に
よかったねと笑った。





さてと

全員いるようだし、丁度いい。





「紅桜、どうして白の記憶を消したのか
　教えてくれる？」


《．．．構わないよ。》




白は紅桜の隣に座り直し、
紡がれる言葉に耳を傾けた。

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