【完結】続！《乱藤四郎》がなつかれたい沖田くんの守り刀は粟田口と左文字のコラボ刀【刀剣乱舞】

粟田口と左文字のコラボ刀４５ ページ6

白side





『主さま、紅桜と二人きりにしてください。』


主さまに紅桜を借りて、

離に向かった。





そっと紅白龍を胸に抱え

瞳を閉じた。




『答えて、紅(こう)。』





*





*





*





《白、白椿．．．目を開けて？》



柔らかい声に目を開ける。

前に来たことのある白一面の場所。



『紅、こうっ！』



思い切り抱きつく。


優しい手つきで頭を撫でてくれる紅。

私をずっと守ってくれた。



《ねぇ、どうして思い出したの？》


そっと引き離される。


それは、小さく明らかな拒絶。




《忘れたままでも、いや。
　忘れたままの方が笑えるはずだろう？》


『そんなことないっ！』





思い切り叫ぶ。

一人になれてしまった紅の心を溶かすために。

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