【完結】《轟》がなつかれたい闇墜ちヒーロー【刀剣乱舞×僕のヒーローアカデミア】 (ページ4)

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闇堕ちの短刀１ページ4

Aside

男「A、今すぐレア太刀連れてこい。」

中傷の文字がこの人には見えないのだろうか。

それに、いち兄たちは主が折ったんじゃないか。

男「返事が聞こえないなぁ！！」

どすっと鈍い音が本丸に微かに響く。

男「あんまり反抗的な態度をとってると、お前の兄弟折っちゃうよ？」

ぎりっと奥歯を噛み締め、耐える。

ここで反抗したら皆が折られてしまう。

男「ふんっ！このくらいで許してやる。
　感謝しろ。」

中傷が重傷に変わったころ、やっと蹴るのをやめてくれた。

男「調子に乗るなよ？
　お前は一振りしかいないから残してるんだ。
　お前以外は折れてもまた手にはいる。

　お前は賢いから、その意味、解るよな？」

「わかったなら早くレア太刀をここに連れてこい。」と言う命令に従い、

出陣の支度をしに審神者部屋をあとにした。

三条の部屋に行くと、いし兄、いま兄、とお兄、こぎ兄の破片。

そしてみか兄と乱の姿があった。

みか兄は僕の姿を見るなり、優しく抱き締めてきた。

三日月「大丈夫、ではないだろう？」

そっと頭を乱が撫でてくれる。

その手に安心感を覚える。

『ーーっーーー！！』

兄さんたちの折れた悲しみ、弟の折れた悲しみを嘆く。

心も体もボロボロだ。
　

乱「ボクたちはここにいるから。」

『ん。』

残った刀は僕とみか兄と乱とだけ。

酔った勢いでレア太刀は折られ

酔いがさめて後悔した主の腹いせに短刀が折られた。

偶然にも残ったのがこの３振り。

たった３振り。

今日は出陣させられていた。

みか兄たちがこっそり私を回復させてくれたお陰で僕は折れなかった。

あの主のことだから、気づかないだろうと思い

資材を出来る限り集めた。
　

これで少しでもみか兄たちを回復してあげられる。

なのに．．．．．

男は「あっ、おかえりぃ。」

主の回りにはきらりと輝く破片が沢山落ちていた。

『なっ．．．なんで．．．．．』

信じられない光景にうまく声がでない。

男「だって、こいつら勝手に資材使ってAを回復させやがったんだぜ？
　重傷の方が露出が多くていいのによぉ。」

こいつハ

ナニをイッテいるノ．．．？

「乱の折れた時の顔っ！最高だったわぁ。」