AI作っちゃった系ギルドキーパー (ページ8)

今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:6,627 hit

３.８ページ8

※会話文のみ

ランヌ「時にMétis。夢主のこの後の予定は？」

M《芸術ギルド・フレシアトローブへ資材を届けるだけです。》

夢主「ちょっと待ってくださいランヌさん。なぜ私に聞かないのです？」

ランヌ「あなたいつも予定をMétisに聞いているでしょう。」

夢主「なんで知ってるんですか。否定できないけど。」

ランヌ「まぁ，資材を届けたら私の執務室に来てください。大事な話があります。」

M《記憶しました》

夢主「大事な話…………解雇？」

ランヌ「何をどうしたらそうなるんです。そういう類の話では無いので安心して，早く仕事に行きなさい。」

夢主「はい。失礼します。」

ランヌ「ところで，，，」

夢主「はい？」

ランヌ「あなた，どうして機械系に行かなかったのです？」

ランヌ「その技量ならトップを狙うことくらい容易いでしょう。」

夢主「……Métisは，私の友達だから。」

夢主「両親がいない中，おばあちゃんは私のことを大切に育ててくれたけど，それでも寂しかった……」

夢主「せめて，自分の独り言を独り言にしないでくれる友達が欲しかったんです。」

夢主「多分，私はもうAIを……友達を作れない。」

夢主「だから，せめておばあちゃんみたいになりたい。それだけです。」

夢主「今度こそ，失礼します。」

ランヌ「……はい。気をつけて。」

更新しました。サボってすみません。