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クロウ「いや，悪かったって思ってるって。それに，ちゃんとブルーオーブだって取ってきただろ？」
夢主「“ブルーオーブ”って，一生遊んで暮らせる値が着くやつじゃないですか⁉︎」
クロウ「あぁ。遺跡の地下で見つけてきた。鑑定も済んでるホンモノだぜ？」
夢主「すっご……。確かソラリア遺跡って，危険区域レベル最上級でしたよね⁉︎」
M《解，その通りです。》
クロウ「そう言うのに挑戦するのが，俺らの仕事だからな。」
グラン「報酬は遺跡の修繕費に飛んでいくだろうがな……はぁ」
グラン「夢主，自己紹介が遅れたが，俺たちも月渡りのメンバーだ。」
グラン「俺はグランフレアだ。グランでいい。生き絵師のマイスターをしている。」
夢主「生き絵師……てっきり傭兵やら，下手したら殺し屋かと……」
グラン「はは，この顔つきじゃな。無理もないさ。いい，慣れてるから……気にするな。」
傷つけた。
夢主「いえ，失礼なことを言いました。謝罪させてください。すみませんでした。」
グラン「礼儀正しいな。アイツとは大違いだ。」
クロウ「本当にな。」
イツキ「私はイツキだ。職業は月読み師。」
クロウ「改めてよろしくな，夢主。」
クロウ「ところで，時々喋ってるその…機械？は何だ？」
夢主「あぁ…えぇと」
グラン「こらクロウ！言いにくかったら言わなくていいぞ。」
夢主「あ，いえ。どう説明しようかと思って。」
夢主「この子はAIです。人工知能。」
「多分，他の国ではそんなにないと思います。」
「この子は自律思考ができるんです。」
グラン「！それは，危険ではないのか？」
イツキ「？どう言うことだ？」
夢主「自律思考ができると言うことは，自分の意思で動けるということです。Métisが望めば，戦争も出来るでしょう。」
クロウ「じゃあ…」
夢主「ですが，所詮は私が作った機械。この子が私の元から離れたくても，離れさせない仕組みくらい作ってあります。」
夢主「それに，この子が私の知能を超えることはありません。私がそう操作してますから。他人が介入すれば別ですが，そんなことをする人間よりもこの子は頭いいですよ。」
クロウ「じゃあ，余計な心配って思っていいんだな？」
夢主「ええ。」
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作者の米麹かもしれないです。
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作者名：米麹かもしれない | 作成日時：2022年4月9日 12時
