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…………あれ？
？「っと，間一髪！」
夢主「…え？」
？「危ねぇ危ねぇ。いきなり狙ってきやがって」
？「折角見つけたってのに，怪我なんてさせてたまるかよ」
M《声紋認証，不一致。夢主は貴方と会ったことなどありません。》
？「うぉ！喋った⁉︎」
夢主「Métis！」
夢主「助けてくれてありがとう。ところで，見つけたって？」
？「ん〜やっっっっと見つけたーー！って感じかな。」
それを聞いてるんだけど……
？「夢主。さっきランヌさんが叫んでたの，お前の名前だよな？」
ランヌさんの知り合い？
ランヌさんから聞いてたとかかな。
ランヌさんは私の個人情報を何だと思ってるんだ。
夢主「はい。私は夢主ですけど……」
？「そっか。うん，間違いねえ！」
夢主「え、いやだから……」
？「俺たち，ずっとお前を探してたんだ！」
？「にしても，あいつの娘っていうからどんなやつかと思っていろいろ想像してたけど，ビックリするくらい似てねえ。想像の一万倍くらい可愛いな！」
カワイイ……？かわっ
というか，“あいつの娘”？
親なんて，居たら会いにきて欲しかったくらいなんだけど。
？「会えて嬉しいよ，夢主。」
考えんのや〜めた…………………って…！
夢主「危ない！」
？「イツキ，グラン！」
イツキ？「後のことも考えろ。全く，世話が焼ける。」
？「はは。ナイス！」
イツキ？「それよりもクロウ！一気に捲し立てるから，彼女の目が点になってるぞ。」
グラン？「点…？彼女の目は大きくつぶらだと思うが…？」
グランだった「イツキ，ボケるのは良いが，時と場所を考えろ。」
イツキだった「？」
クロウ「で，この状況は」
ランヌ「クロウ」
クロウ「おうランヌさん，久しぶり。なぁこれ，一体どうなってんだ？」
ランヌ「念の為確認ですが，この騒動は貴方たちが持ち込んだトラブルではないでしょうね？」
グラン「…日頃の信用がゼロなのは重々分かってますが，俺たちじゃありません。」
何してるんだこの人たち。
イツキ「私たちも，騒ぎを聞きつけてやってきたばかりだ。」
この人たちの正体が気になるところではあるけど，後回し。
キリ悪いけど次行きます。
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作者名：米麹かもしれない | 作成日時：2022年4月9日 12時
