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B2 女の子 ページ41

確かに私は縫えるけどレイがすっごい


こっちを見つめてくるので言った


(A)
「ごめんなさい ザック

私、腕怪我してるから縫うのはきつい…」


嘘ではない


まぁ頑張れば全然動くんだけどね…


(レイ)
「じゃあ…やっぱり私が縫う

それに二人の傷は私がぬいたいの」


レイはわたし達を真っ直ぐ見つめて


そう言った


それを聞くとザックは半分諦めたように言った


(ザック)
「じゃあ好きにしろよ

気持ち悪くても知らねぇぞ」


(レイ)
「うん 待ってて 糸を切ったりするから」


そう言ってレイは取り出した赤い糸を手に


巻き付け、ぐるぐると必要な長さまで伸ばした


赤い糸…やっぱりあの小鳥はレイが縫ったんだ


そしてレイの準備が終わる頃にザックが


口を開いた


(ザック)
「ほんとになんだ てめぇはよぉ

こんなぐちゃぐちゃの腹触っても

平気だっつーような顔してやがって

ここまでする必要もねぇだろ…

なぁレイそこまでする理由はなんなんだよ…」


なぜかここに居づらくて私はいきよいよく


立ち上がった


(ザック)
「おい!Aお前どこ行くつもりだ!」



どこにもいくつもりは無い


でもここにいたくない…


だから私はザックが納得しそうな理由を


素早く考えてザックとレイの方を向いて


笑顔で言った


(A)
「どこにもいかないよ…

ザックが縫ってもらってる間に

少し進んでザックに見えないように

薬塗ってこようと思っただけ」


(ザック)
「はぁ?ここで塗ればいいじゃねぇかよ」


説明しなきゃダメかな…


さすがに恥ずかしい


するとレイが私のかわりに言ってくれた


(レイ)
「ザックあのねAは女の子なんだよ」



ザックはレイの言葉にハッとしたように



少し顔を赤くしながら言った


(ザック)
「い、いってこい…」


私は頷くと薬をもって歩き始めると


頭の中でまたあの声が響いた


(?)
「あの2人を二人っきりにしてもいいの?

取られちゃうよ

あーあーまたあなたは1人になっちゃうね」


…取られたりなんか


そもそもザックは私のものじゃない


そう頭に響く声に反論していると


後ろから微かに聞こえてしまった


(レイ)
「だってザックはそれに____… 私の神様だから」


少し聞こえなかったがその言葉を


聞いて頭が割れるように痛くなった


そんな私をみて笑うように頭に声が響いた


(?)
「あー あー あなたの神様は奪われちゃった」

B2 普通の表情 ザックside→←B2 糸



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名無し(プロフ) - っっっ‥‥‥‥【ナナシ ハ セン ノ ダメージ ヲ オッタ】好きです!!!これからも更新頑張ってください!!!😭 (3月26日 17時) (レス) @page46 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
さつてんと舞台最高! - 泣きたい,,,皆様が書く殺戮の天使の小説は神すぎて泣いて笑ってハハハハハですよ!もう神✨頑張ってください😭 (6月5日 22時) (レス) @page46 id: 8b47d12e98 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - ザック可愛すぎだろ… (2021年10月12日 0時) (レス) @page46 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 更新停止中…だと… (2021年1月1日 1時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - とてもおもしろかったです続き楽しみにしてます!!!!! (2019年1月20日 20時) (レス) id: bceaa8cd15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティアナ | 作成日時:2018年9月8日 0時

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