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B2 お守り ページ38

(レイ)
「なに…?」


(ザック)
「持ってけ…まぁ、てめぇが使えるとは

思わねぇけどな」


掠れた声でそう言うとザックはレイにナイフを


渡した


私もなにか渡せるものがないか探すと


首につけてある十字架のチョーカーに


手を伸ばした


(A)
「レイこれも持って行って」


(レイ)
「うん」


レイは私たちに返事をすると


駆け足で奥の扉にむかって行った


無事に帰ってきてねレイ…


首に違和感がある


確かずっとあのチョーカーは私の首に


ついていた気がする


でも、神様なんて嫌いなのになんで…?


そんなことを考えていると


ザックに話しかけられた


(ザック)
「なぁ、A

あの首に付けてたやつ

レイに渡してよかったのかよ」


(A)
「なんで?」


(ザック)
「は? なんでって

孤児院に来たときにはもう付けてたからよ

たいせつなもんじゃねぇのかよ」


大切なもの…?


(A)
「わからないよ

誰にもらったかも思い出せない…」



誰に貰ったんだろう


それとも拾ったのか


今思えばザックと出会う前どうやって


生きてきたか覚えてない…


(A)
「ねぇザック…私ってっさザックと会う前の

こと話したことあったけ?」


(ザック)
「俺と出会う前か?ねぇんじゃねぇか

俺も聞かなかったしな

なんだおぼえてねぇのか?」


(A)
「そっか うん思い出せない…」


…でも孤児院来る前から人間は嫌いだった


こんどは先程とはちがって男の声が


頭に響いた


「あぁ、僕の天使

君は人類の希望だよ

神様もそう仰っているよ」


その声がとても恐ろしくて怖くて


立ち上がって叫んだ


(A)
「わ、私は!天使でも希望でもない!やめて!

レオン先生!…」


レオン先生…?誰、でも確かにそう言った


私の過去にはまだ何かあるの…?


私が混乱しているとザック


は最初は驚いていたが口を開いた


(ザック)
「おい!A!大丈夫かよ

なんか思い出したのか?」


とりあえず心配させないために


落ち着いて言った


(A)
「うん大丈夫だよ…少し思い出したみたい」


私がそう言ってまたザックの隣に座ると


いきなり手を掴まれて引き寄せられた


(A)
「どうしたの!?ザック?」


ザックは私の問いには答えないで


私の首をしばらく見ていた

B2 首→←B2 神様なんて…



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名無し(プロフ) - っっっ‥‥‥‥【ナナシ ハ セン ノ ダメージ ヲ オッタ】好きです!!!これからも更新頑張ってください!!!😭 (3月26日 17時) (レス) @page46 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
さつてんと舞台最高! - 泣きたい,,,皆様が書く殺戮の天使の小説は神すぎて泣いて笑ってハハハハハですよ!もう神✨頑張ってください😭 (6月5日 22時) (レス) @page46 id: 8b47d12e98 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - ザック可愛すぎだろ… (2021年10月12日 0時) (レス) @page46 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 更新停止中…だと… (2021年1月1日 1時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - とてもおもしろかったです続き楽しみにしてます!!!!! (2019年1月20日 20時) (レス) id: bceaa8cd15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティアナ | 作成日時:2018年9月8日 0時

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