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B2 弾 ページ36

(レイ)
「違う…それより、本当に早く薬を

取りに行かなきゃ」


そう言ってレイが立ち上がるので


引き止めるようにレイの手を掴んだ


(A)
「ダメだよレイ 今度こそ1人じゃ死ぬよ…」


(ザック)
「それに、俺の質問を無視してんじゃねぇよ!」


そう私達がいうとレイは鞄から銃を取り出して


言った


(レイ)
「二人とも大丈夫だよ…

私、銃があるよ

これがあれば…先生がいても…」


その銃で…


私は少しイラついて強い口調で言った


(A)
「じゃ、レイその銃貸してみてよ」


そう言うとレイは少し怯えたように


銃を渡すまいと胸に抱えた


またその態度にイラついて


立ち上がってレイから銃を取り上げた


この銃には弾は入っていないという確信に


近い予感があった


だから私はこのどうしようもない


気まずさを壊すように


レイに向けて引き金を引いた


(A)
「_________バン」


結果として私がわざとらしく言った


声だけが響いた


予想通り結果は空洞だった


するとザックが私の手からレイの銃を取ると


言った


(ザック)
「あーあ… 弾でねぇな

なぁ弾のはいってねぇ銃

持っていってどうするんだよ?

どうゆうつもりだ?」


レイの顔を見るとその顔からは


血の気が引いていた


私とザックに暴かれた嘘に


焦っているようだった


(ザック)
「あーくそっ!お前これじゃ

ただ死にたいだけじゃねぇか!

本当に俺達とここを出て

殺される気あんのか?!」


俺達…そんな言葉に少し胸が痛くなる


黙り込んでいるレイにザックは続けて問う


(ザック)
「なのにお前は、俺の生き死にに必死に

なってるしょぉ

俺に何を求めてるんだよ?

何考えてるんだ?」



その言葉を聞いて私も考えた


レイもザックも変わってきている


じゃ私は…?


私はザックとレイに何を求めてるんだろう


いや、私はただザックとレイに生きてここから


出てほしいだけ


でも、そのはずなのに先程のザックの声が


頭に蘇る


「そうかよ じゃ俺が救ったお前の世界は

俺がもらっちまっていいんだろ なぁ?」


嬉しかったな…


でもなんでだろ私は今はどっちかと言うと


外に出たら2人の邪魔をしないように


死んでしまいたいのに…


この先は気づちゃいけないそう思って


考えるのをやめた


少したつとレイはようやく口を


開くと静かに答えた

B2 神様なんて…→←B2 天国からの光



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名無し(プロフ) - っっっ‥‥‥‥【ナナシ ハ セン ノ ダメージ ヲ オッタ】好きです!!!これからも更新頑張ってください!!!😭 (3月26日 17時) (レス) @page46 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
さつてんと舞台最高! - 泣きたい,,,皆様が書く殺戮の天使の小説は神すぎて泣いて笑ってハハハハハですよ!もう神✨頑張ってください😭 (6月5日 22時) (レス) @page46 id: 8b47d12e98 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - ザック可愛すぎだろ… (2021年10月12日 0時) (レス) @page46 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 更新停止中…だと… (2021年1月1日 1時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - とてもおもしろかったです続き楽しみにしてます!!!!! (2019年1月20日 20時) (レス) id: bceaa8cd15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティアナ | 作成日時:2018年9月8日 0時

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