B2 これは幻か現実か ページ34
逃げなきゃ
でもあの蛇は私にだけ見えていて
幻想かもしれないその考えで足が止まる
するとザックが叫んだ
(ザック)
「おいA、レイ！
ボーッとしてんな！今度は本物だ！
走れ先に言って出口があるか見てこい！」
ザックにも見えてる
あれは本物だ
でもレイはそれでも動かない
蛇の前で思考が固まったように
立ち尽くしている
そうしているうちに1匹の蛇が
レイに向かって牙を出して飛び跳ねたのが
見えた
危ない！レイ
私はレイを庇うように駆けつけると瞬時に
その蛇をナイフで切り捨てた
とっさに動いたせいで傷が痛む…
でもそんなの気にしてられない
私は今度こそレイの手を掴むと
強引に引っ張った
(A)
「レイ！行くよ走って！」
私の声でようやく夢から覚めたように
レイがうなづくと一緒に走りだした
走るとすぐ部屋の端で扉を発見すると
少し遅れて歩いてきているザックに向かって
レイが叫んだ
(レイ)
「ザック！こっちに出口がある！」
(ザック)
「行くから待ってろ！」
蛇が迫ってくるなかザックを待っていると
後ろから気配がした後ろを振り返ると
レイのすぐ後ろに巨大な白い蛇が
牙を出して飛び込んでくるのが見えた
2人を守らなきゃ…ザックは動けない
私がレイを守るしかない
そう思いレイを突き飛ばして
蛇に先程のようにナイフを突き立てた
でも蛇の動きは止まらない
(A)
「やっぱりダメ？…
…腕いっぽんくらいかな」
そう言って痛みと恐怖に耐えるように
蛇を睨みつけた
噛まれるそう思うギリギリの所で
私の目の前にザックが走ってくると
素早く鎌で大蛇を斬りつけた
すると蛇はシャーッと甲高い呻き越えを上げて
倒れ込むとそのまま息だえた
(ザック)
「ふざけ、んなよ
俺は今走れねぇし鎌を使うのもダルいんだ
無理させんじゃねぇーよ
それにほんとA何が腕いっぽんだ
バカか？！」
そう話すザックからはどんどん血が
溢れだしていた
無理をしたせいで傷口が開いて
しまったようだった
(A)
「ザック、血が！」
(ザック)
「てめぇ 人のこと言えるかよ！
とりあえず傷は後だはやく、行くぞ」
ザックの言葉で気づくと
確かに私の身体からも血が流れてでいた
そりゃレイを押したり
無理をして走って傷口が開かないわけが
なかった
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名無し(プロフ) - っっっ‥‥‥‥【ナナシ ハ セン ノ ダメージ ヲ オッタ】好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！😭 (3月26日 17時) (
レス) @page46 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
さつてんと舞台最高！ - 泣きたい,,,皆様が書く殺戮の天使の小説は神すぎて泣いて笑ってハハハハハですよ！もう神✨頑張ってください😭 (6月5日 22時) (レス) @page46 id: 8b47d12e98 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - ザック可愛すぎだろ… (2021年10月12日 0時) (レス) @page46 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 更新停止中…だと… (2021年1月1日 1時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - とてもおもしろかったです続き楽しみにしてます！！！！！ (2019年1月20日 20時) (レス) id: bceaa8cd15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティアナ | 作成日時：2018年9月8日 0時
