【殺戮の天使】呪われた体と私を縛る約束 2

B2 裁縫道具 ページ31

レイは正気に戻ったようだった


(レイ)
「…でも、大きな蛇が」


少しまだ混乱してるようだったけど


(A)
「最近から蛇なんていなかったよ？」


(ザック)
「んなもん、いねぇよ

なにラリってんだ

ったく帰ってきたと思ったら話通じねぇし

ヒビるだろうが…

お前 やっぱり1人だと

ろくなことになんねぇな」


はぁ…またザックキツイ言い方を


訂正するように言った


(A)
「心配してたんだよ2人で無事でよかった」


でもきっとレイは薬を持っていない


さっき持ってる人物がきたんだから


(レイ)
「ごめんないB5にあった薬全部なくなってた」


(A)
「そうだよね…ダニーが来たの私たちの所に」


(ザック)
「あの野郎…調子にのりやがって

身体が上手く動かねぇから殺しそこねて

逃げられちまった」


そう言ってザックは舌打ちをした


(レイ)
「先生は何か言ってた？…」


レイには言わないほうがいいと思う


だかは私ははぐらかすように言った


(A)
「大丈夫… レイが知らなくていいことだよ」


(ザック)
「それよか、お前

ちゃんと生きて帰ってきたな

それとB6にはちゃんと行ったのかよ？

言われたもんは持ってきたか？」


そうザックが聞くとレイは鞄から


ゆっくりと錆びたナイフを取り出した


そのナイフは見たことがあったお爺さんの


でも捨てたっていってたのに


ザックはレイの手からナイフを受けとった


(ザック)
「おお それがありゃあ十分だ

これなら、思うように使える」


(レイ)
「そのナイフはザックの物？」


(ザック)
「あぁそうだ 元々はこのカマじゃなくて

このナイフが俺の持ってたもんなんだよ」


(A)
「でも…そのナイフ使い物にならなくなった

とかで捨てたっていってなかった？」


(ザック)
「そう思ったんだけどよ

まだぜんぜん切れるから持ってたんだ」


まぁ確かに錆びてるだけで切れそう


私はうなづいた


ザックは立ち上がると言った


(ザック)
「おい、じゃ行くぞ」


薬がないならしょうがない…


ダニーが持っているなら殺して奪う


だから無理をさせないようにやっぱり先に


進むしかない私も立ち上がって進もうとした


するとレイが言った


(レイ)
「待って、ダメ

まだ動いちゃダメだよ」


(ザック)
「お前もしつけぇなぁ

あんだけ寝ればもう動ける」


(A)
「私も大丈夫だよ」


するとレイは裁縫道具を取り出した

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