【殺戮の天使】呪われた体と私を縛る約束 2

B2 生きているのに死んでいる者 ページ28

でも今はそんなことどうでもいい


(ザック)
「あぁ？！」


ダニーの挑発でザックがイラついてる…


(ダニー)
「それに、よしてくれよ

僕だって無傷じゃないんだから」


(ザック)
「そのわりには、元気そうじゃねぇか おい」


(ダニー)
「そりゃあ、君とは違うさ

あらかじめの準備もその後の対処も

でも僕だって必死なんだよ

寝首をかいてAも連れていこうと

思ったのに君は目醒める始末…

散々だなぁ

なぁどうしてレイチェルを連れてるんだい

それにそんな綺麗な瞳の持ち主も

そして彼女は今どこにいる？」


そう問いかけてきたダニーの声は先ほど違い


柔らかい声ではなかった


色々と言いたいことがあるのに先生ってだけで


私の震えが止まってくれない…


(ザック)
「お前は、それ本気で聞いてるのか？

あいつがどこにいるか言うわけねぇだろ

バカか！」


(ダニー)
「じゃどうして一緒にいるか、答えろ」


(ザック)
「あぁ？んなのレイが俺に殺されたがってる

からに決まってるだろ このクズ」


するとダニーは一瞬目を丸くした


(ダニー)
「彼女の瞳を見続けてきたのは この 僕だ！

なのにお前みたいなやつに

彼女が殺されたがってるだって？

ふざけるのもきい加減にしろ！

あの瞳は特別なんだ

僕はずっとあの瞳を探していたんだ

生きているのに死んでいて

あんなに静かで美して！

お前なんかに彼女の瞳をやるものか！

彼女の瞳は僕ものだ！

僕がずっと見てきたんだ」


その後少し静かにダニーは付けくわけた


(ダニー)
「でもレイチェルの瞳も素晴らしいけど

A、君のその青い瞳、1つしかないけど

生きているのに死んでいて静かな瞳だ

まぁ君自体がそんなものだからかな」


生きているのに死んでいる…


確かにそう


(ザック)
「それがどーしたんだよ

別に俺はお前みたいに

あいつの目なんかに興味なんてねぇよ

でもあいつは俺に殺されたがってる

それにあいつを殺すのはこの俺だ

だからレイをどうするか決めるのは

お前じゃねぇ それにAも渡さねぇよ」


(ダニー)
「まぁ、いいさ

彼女が生きていることは分かってる」


B5にのフロア主たしかB5は病院だった


薬を持ってるかもしれない…


(ダニー)
「あぁ、

そうだボロボロの君に提案してあげよう」

B2 守る以外のこと→←B2 瞳

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す