B2 特別 レイside ページ14
私、変な顔してる…？
いやそんなのよくて確かにエレベーターの
中でAは言っていた
最悪死んでも生き返るって…
あまり深く考えなかったけど
傷の治りがいいってことじゃないの
この事実を知ってAのことが
怖くなんてなってないし気持ち悪いと
思うわけじゃないただびっくりした
そんな人がいるんだって
Aは_____________だ
そう思った
でも…
(レイ)
「ザックそうゆう時こそ傍にいなきゃ
それにまだAは生きてる
だからAが起きるまでここにいて
そうしなきゃザックが死んじゃう…」
私が静かにそう返した
けど返事がかえってこない
嫌な予感が走る
おそるおそる顔を上げると
ザックの目は閉じられていた
蛇のように黄色く光る鋭い瞳は
巻かれた包帯の裏に隠れている
ザックの意識が途絶えた…
再び襲い掛かる不安に
私の心臓は激しく波打った
(レイ)
「ザック…！！」
その名を呼ぶとまた目を覚ましてくれる
ような気がした
でもザックのまぶたはぴくりとも動かない
目を覚ます気配もなかった
こわごわと顔を近づけると
小さく息をしているのがわかった
大丈夫…意識がないだけだ
ザックはまだ生きている…
ほっとして私は小さく息を吐いた
でものんびりしている時間はない
はやくこの状況をどうにかしなければ
ザックがそれにAも死んでしまう
だけどこれ以上、何かが潜んでいるかも
わからないフロアのなかを
ザックとAを2人を引きずりながら
歩くのは3人の体力面から考えても
現実的じゃない
それにAとザックの傷口からは
止まるこなく鮮やかな血が滴り落ちてきている
常に針や糸の入った裁縫道具は持っていた
けどこんな状態では傷口を縫うだけでは
意味がない一刻もはやく止血して消毒
しないと最悪の事態になることだって
充分考えられた
ザックとAが死んだら困る…
一体どうしたらいいんだろう私は
押し寄せてくる絶望に項垂れた
ザックが死んだら殺してもらえない
それにAが死んだら約束も守れない
そんなとき耳のなかへ落ちてくように
あの約束が蘇る
「ここから出られたら
そしてらお前を…殺してやるよ」
私は静かに微かに呼吸をしているザックと
微かに呼吸をしているが生きているのが
不思議なくらいボロボロのAを見つめた
B2 私に出来ること レイside→←B2 目覚め レイside
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し(プロフ) - っっっ‥‥‥‥【ナナシ ハ セン ノ ダメージ ヲ オッタ】好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！😭 (3月26日 17時) (
レス) @page46 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
さつてんと舞台最高！ - 泣きたい,,,皆様が書く殺戮の天使の小説は神すぎて泣いて笑ってハハハハハですよ！もう神✨頑張ってください😭 (6月5日 22時) (レス) @page46 id: 8b47d12e98 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - ザック可愛すぎだろ… (2021年10月12日 0時) (レス) @page46 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 更新停止中…だと… (2021年1月1日 1時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - とてもおもしろかったです続き楽しみにしてます！！！！！ (2019年1月20日 20時) (レス) id: bceaa8cd15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ティアナ | 作成日時：2018年9月8日 0時
