B2 過去1 ザックside ページ1
そうあの日、穴を掘り終わって家に入ると
あの男の悲鳴がした
俺はなんとなく包丁を持って悲鳴の元に
走った そこでは、Aが
女に首をしめられていて
男が血塗れで倒れていた
(女)
「この化け物が！
やっぱりこんな気持ち悪いやつ
殺しとけばよかった よくも主人を」
俺の体は勝手に動いた
持っていた包丁で女を滅多刺しにしてやった
女は叫んでた
(女)
「お前らこの化け物！化け物！化け物！」
化け物か… 俺の手が少し止まった
化け物と言われるとは正直、嫌だった
この包帯の下の、消えることのない火傷の
跡が嫌いだった別に、何かを思い出すから
じゃない ただ、人間じゃないみたいで
化け物みたいで嫌だった
でもその時は俺に向かって化け物と騒ぐ
女の姿に胸が騒いだ
この女は俺によって殺される
あとに残るのは絶望だけだ
そんなことを考えていたら
俺の手が止まったことをいいことにあの女は
俺を振り払った急いであとを追おうとした
その時、あいつがあの女に飛びかかった
(A)
「うるさい 化け物で何が悪いの？
決めたの化け物って罵られるなら
本当の化け物になってやる
それとザックは化け物なんかじゃない
何を我慢してたんだろ ふふっ
最初からこうすればよかったんだ…」
あいつはそう言って女の首を切り裂いた
そのあとあいつは座り込んだ
赤い水溜まりの中心で震えていた
すくなくとも俺にはそう見えた
(A)
「こんな所いたくない…
誰か私を奪って
この終わりのない闇から連れ出して」
あいつの声は静かに響いた
(ザック)
「なぁ、A 俺が…俺が奪ってやるよ 」
俺も静かに言った
でもあいつはこっちを向かない
俺はどうしようもなくもやもやして
あいつを振り向かせた
するとあいつの顔は俺と同じように
火傷の跡があった
俺がそれを見るとあいつは脅えたように
後ずさった
(A)
「あ、…見ないで！
少し待ってくれれば治るから」
俺は後ずさるあいつの手を握った
(ザック)
「約束してやるよ
俺が奪ってやる
それに今更、火傷の跡なんか平気だ
俺の肌はそんなことねぇけど
お前の火傷の跡は綺麗だな」
俺がそう言うとあいつは一筋の涙を流した
(A)
「約束…？」
(ザック)
「あぁ 俺は嘘は嫌いなんだ」
俺とAのイカれた約束これが1つ目だ
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名無し(プロフ) - っっっ‥‥‥‥【ナナシ ハ セン ノ ダメージ ヲ オッタ】好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！😭 (3月26日 17時) (
レス) @page46 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
さつてんと舞台最高！ - 泣きたい,,,皆様が書く殺戮の天使の小説は神すぎて泣いて笑ってハハハハハですよ！もう神✨頑張ってください😭 (6月5日 22時) (レス) @page46 id: 8b47d12e98 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - ザック可愛すぎだろ… (2021年10月12日 0時) (レス) @page46 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 更新停止中…だと… (2021年1月1日 1時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - とてもおもしろかったです続き楽しみにしてます！！！！！ (2019年1月20日 20時) (レス) id: bceaa8cd15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティアナ | 作成日時：2018年9月8日 0時
