もしも……【恋の病と野郎組 番外編】 ページ48
九ノ瀬｢一条はさ、まだ彼女できねえの｣
一条｢『まだ』って言い方やめてくんね？｣
珍しく九ノ瀬から話しかけてくれて嬉しいけど、棘のある言い方にきゅっと眉を顰めた。
一条｢いないんだよねぇ。そう言うミナトはどうなの？可愛いと思う子いないの？｣
九ノ瀬｢四谷♡｣
一条｢そうじゃねえ。まあ可愛いけどさ｣
九ノ瀬｢いる訳ねぇだろ。女に興味はないっ｣
ふいっとそっぽを向くと同時に、教室の扉が開いて、女子生徒が入ってきた。
｢湊ちゃん、花岡先生いる？｣
九ノ瀬｢職員室じゃね？｣
｢そっか。ありがと！｣
一条｢何だよ他クラスに女子友達いんのかよ。紹介しろ、紹介！｣
九ノ瀬｢うるせー｣
しかもなかなかの美女だった。
もしかしてもう付き合ってるとか？それはないか。
一条｢いいよなぁ、ミナトはイケメンでモテて。｣
九ノ瀬｢イケメンねぇ…………｣
ちょっとだけ、九ノ瀬の顔色が曇ったような気がした。
放課後、野郎部屋にて。
一条｢みんな帰っちゃったの？｣
九ノ瀬｢七瀬五島八代は部活、六反田と二葉は用事で、四谷もアニメのグッズ販売が今日だからって帰った。三村は四谷について行くんだと。
それで俺はここで寝るからお前は帰れ｣
一条｢え、強制帰宅？遊ぼーぜ｣
一条の言葉を無視してまたアイマスクを付けようとするので無理やり引き剥がす。
九ノ瀬｢あ、ちょ！｣
一条｢アイマスク取ったりーぃ！
…………………………ってえええええええ?!｣
目玉がこぼれ落ちるんじゃないかというくらい目を見開いた。
だって目の前にいたのは、
一条｢どういう事だよ…………女子?!｣
九ノ瀬｢っ…………｣
地面にパサリと落ちたショートカットのウィッグ。愛想なく座っていた九ノ瀬は、綺麗なロングヘアを揺らしている。
一条｢いや待てよ、昼間の女子生徒………………｣
『湊ちゃん、花岡先生いる？』
一条｢湊ちゃん?!お前まさか…………｣
九ノ瀬｢他の奴らには絶ｯｯ対言うなよ！｣
一条｢ナンデ？｣
目の前の美女を見て目を白黒させながら何故かカタコトの一条。
九ノ瀬はもう参ったと言わんばかりに話し出した。
九ノ瀬｢俺…………わ、たし………………色々あって女子が苦手で。高校は男の格好して通おうって思ったんだよね｣
一条｢あの女子は？｣
九ノ瀬｢幼なじみ。小学校から一緒。｣
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美紀 - 移行おめでとです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね (2020年4月25日 19時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
だいふくリンゴ☆ - さきさん» こちらこそありがとうございます！！ご期待に添えられて良かったです。私も書きながらニヤニヤしてました笑笑 (2020年4月15日 22時) (レス) id: 75afd8748f (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - だいふくリンゴ☆さん» ありがとうございます！！難しいリクエストだったのに答えてくださりありがとうございました泣最高でした！！お話読みながらにやけちゃいました笑 (2020年4月15日 9時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
だいふくリンゴ☆ - さきさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね♪ (2020年4月14日 8時) (レス) id: 75afd8748f (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - リクエスト失礼いたします！！今日の少クラさんの裏側で、浮所くんがいたので、浮所くんと彼女ちゃんが一緒にイチャイャしながらやってきていじられるお話を書いていただきたいです！リクエスト難しくてすみません泣文章長くてすみません泣 (2020年4月11日 1時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいふくリンゴ☆ | 作成日時：2020年2月25日 21時
