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〈お前の母親も、お前の父親も、まーーったく！お前への愛情なんて一ミリぽっちもないんだよ！〉
〈お前は母親から愛されてないーって思ってたけど、本当は両親両方！〉
〈だからお前は自分を愛してくれていた人たちの愛情を母親の愛情の代わりにしていた。でも、それだけじゃ足りないんだもんね〜〉
〈可哀そう可哀そう！でも、お前が死んだって両親はぜーんぜん悲しまないから、ここで死んだほうが良いんじゃない？〉
〈誰も悲しまずに死んでいく”あいどる”……うーん、誰も話題にすらしないね！〉
一人でべらべらと楽しそうに話しているクマはまだなにか続けていた。でも、その声は結夢には響かない。バレちゃった、なんて小さくつぶやける余力も、今はもうないらしい。
「……かみさま、愛されてなかったんだね。」
「お母さんのは、なんとなくわかってたけど、お父さんも、愛してくれなかったんだ。」
乾いた笑みがほーるに響く。母親が自分を愛していないことは知っていた。ずっとずっと、自分に関心を向けてくれなかったから。それでも、父親は自分に対して優しくしてくれた。
父親は、自分を愛してくれていると思っていた。
それすらも全部偽物だったの？誰かに愛してほしくて、ファンを代わりに使っていたのかもしれない。愛してほしいから、ファンサして、愛を振りまいた。そうしたら、誰かが母親の代わりになる愛をかえしてくれるって、信じてた。
でも、それすら叶わない。
あはは、なんでかみさま、アイドルになったんだっけ。だって、アイドルならお母さんが見てくれるって。そう思ったんだっけ。あれ、なんだっけ。もう、わかんないや。
頭の中では饒舌で、嫌に冷静だった。なのに、現実では、なにを言えば良いのかわからない。頭が変に冷えていて、この後、みんなからなに言われちゃうんだろうって。ファンを代わりに使うなんて酷いって怒られちゃうかな。ずっと幻滅されちゃうかな。手にはめられた手錠を見つめて、そこにうつる自分の顔が嫌に鮮明だった。
酷い顔だね、そんな顔してたらアイドルとして台無しじゃん。手遺結夢はかみさまなんだから、いつも通りになんないと……
「……うん、本当のことだよ。ファンのことを代わりにしてたつもりはないけど、たぶん無意識。」
「……愛してほしかったんだぁ。だから、かみさまになった。」
「……嫌いになっちゃった？それでも良いよ。」
「それでもかみさまは、みんなを愛すだけだから。」
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晴(プロフ) - きゃらめる＠ぱんけえきさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。今後ともあいです！をお楽しみいただけたら幸いです。 (3月29日 22時) (
レス) id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる＠ぱんけえき - とっても面白いです！アイドルたちがデスゲームをするのはなかなかユニークなご企画ですね！ (3月29日 21時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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