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「あれ？この計算間違ってるっすよ！ 18たす2は4じゃないし、10たす2も1000じゃないっす。あ、でも16たす5の答えはあたしでもわかるっすよ！答えは21っす！」
エフェドルのアホっ子とも揶揄されるひなたは軽快に口を開く。問題の式について異議を申し立てているようだ。だがそれもそうだ、これは謎解き。普通の計算式であるはずが無いのだ。笑心はわざとらしくため息を吐いた後、呆れたような瞳でひなたを見つめる。
「若葉……こういうのは普通の計算式にはなっていないんだ。大体は計算式ではない何か別の規則性に従っていると考えるのが妥当だろう。そうすると……ボクは18+2=4より10+2=1000の方が突出しているから考えやすいと思う。4よりは思いつく物が少ないからね。」
そう言いながら笑心は画面の”1000”を指差した。コツン、と爪とスマホの画面がぶつかる音が響く。全員新たな謎に集中してしまい、ほーるは静かな空気で満ちていた。澪は口元に手を当て考えるような仕草をしているがまだ顔は曇ったままだ。
「うーん、確かににこちゃんの言う通りだねぇ。ひなたも良い出発点を見つけてくれたね。ありがとう。」
ひなたの頭を撫でつつ、いくつかのアプローチを考える。笑心の言った通り、10＋2＝1000の式を見るにおそらくこれは数式的な問題ではないだろう。澪は六つの数字を漢字や英語に変換したが、なかなか妙案は降ってこない。それに、気がかりな点は副題らしき物にもある。時雨が見つけてきたスマホには問題のみが表示されていたのに反し、こちらは文章が添えられているのだ。
”みんなでちからをあわせてせいかいしよう”
この文字列には何か意味があるのだろうか。三人の会話に耳を傾けながら、その文字列をじっと見つめていた路望はん？と微かな声を漏らした。
「……偶然かもしれないが、数字を文字列の文字に当てた時、イコールの後の数字と一致してないかい？一つ目の式、18番目の文字は”よ”2番目は”ん”、つまり答えは4。二番目の式は10番目が”わ”2番目は”ん”……、強引だが1000の1と一致する。肝心な三番目の式だが、16番目の”い”と5番目の”ち”で、答えは1……？」
答えを絞り出した彼女。手に持っている鍵の中で1のチャームがついているものが他の鍵より光っているように見えた。だが、二つ目の式の強引な考えも相俟って、確信を得ていない様子であった。声色は些か疑問系に近い形に染まっていた。路望はメンバーの意見を求めて顔を上げる。
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晴(プロフ) - きゃらめる＠ぱんけえきさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。今後ともあいです！をお楽しみいただけたら幸いです。 (3月29日 22時) (
レス) id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる＠ぱんけえき - とっても面白いです！アイドルたちがデスゲームをするのはなかなかユニークなご企画ですね！ (3月29日 21時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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