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「れーちゃん落ち着きなよ〜。この透明の箱、思ってるより広くないよ〜?ぶつけちゃったら、あざになっちゃうし、嫌でしょ?」


 のんびりとした声が響く。騒いでいる恋夢の声よりもはっきりと鮮明に聞こえたのは、いろはも助けを求めていたからかもしれない。結夢の軽い声、それによりもっと焦りを感じてしまうのはおかしくないだろう。自分だけが取り残されているかのような感覚に陥ってしまった恋夢は混乱が止まらなくなった。


「なっ、なんで、ゆーちゃんはそんなに落ち着いていられてるの!?ねぇ、ふざけないでよ!れむれむだけ騒いでるのが、バカみたいじゃん!!!」

「ん〜、焦っちゃっても多分どうにもなんないでしょ〜。みんながいないってことは、助けるために動いてくれてるのかな〜って感じだし。絶対助けてくれるってかみさまは信じとく。」


 それだけ〜、とあっけらかんと答える結夢の姿を見て恋夢も少し落ち着けたのか、バタバタと動かしていた手足を止めた。いろはもそれを見て、少しほっとする。


「二人とも、お腹はすいていませんか?飲み物とかも、大丈夫ですか?」

「うん、平気。ごめんね、ゆーちゃん、八つ当たりみたいなことしちゃって。」

「ううん大丈夫。もうちょっとのんびりまっとこ〜。かみさまはちょっとペコペコ。出られたら昨日食べられなかった分なにか食べた〜い。」


 空気が緩みだしたところで、扉の方から足音がした。メンバーが戻ってきてくれたのだ、といろはは表情を明るくした。

 すぐに全員が集まり、自身の収穫を発表し始めた。


「みんな、何か見つかったっすか?あたしは子供部屋のおもちゃ箱の中見てみたっすけど、なんもなかったっす!おもちゃの中に隠れて鍵とかあるかと思ったんすけどね……ほら、なんちゃらを隠すならなんちゃらの中って言うじゃないっすか!」

「ふふ、それを仰るのであれば”木を隠すなら森の中”ですね、ひなたちゃん。」


 時雨が柔らかい笑みを浮かべながら続けた。


「私は2階の客間2に赴いたのですが、良い感じに寝やすそうなふかふかベッドを見つけまして……思わずダイブしてしまいましたわ。その際、なにか固いものを見つけまして……思わず掴んでみましたら、スマホを発見致しました。みなさまにも共有させて頂きますね。」


 時雨が差し出したスマホには間違いなく、問題が表示されていた。

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(プロフ) - きゃらめる@ぱんけえきさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。今後ともあいです!をお楽しみいただけたら幸いです。 (3月29日 22時) (レス) id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる@ぱんけえき - とっても面白いです!アイドルたちがデスゲームをするのはなかなかユニークなご企画ですね! (3月29日 21時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2024年1月13日 11時

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