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二章 あいどるの命は謀られて ページ17

?次の日の朝、エフェドルたちは素敵な朝を迎えていた。……というわけでもなかった。昨日確かにベッドにいたはずの結夢と恋夢が消えていたのだ。どこかに隠れて驚かせようとしているのかとも思ったが、イタズラが好きな二人でもない。もしかしたらスタッフがここでかかった費用をどうにか取り返すために、二人に頼んでドッキリを仕掛けているのかもしれない。だがそれにしてもどこか奇妙な雰囲気が漂っていた。一同で探しに行ったが、二人の姿は案外すぐに見つかった。


「……なんでしょう、これ……。」


 エフェドルたちがいるのはホール。広いホールの真ん中に、彼女たちが探していた物はあった。一同の視線の先にはガラスケースにそれぞれ別々でいれられた二人の姿があった。黒い手錠と黒い足枷が二人の白い素肌に映えていて、まるで罪人のようだった。二人は目を覚ましておらず、ガラスケースの中で座り込んだ状態で寝てしまっていた。そんな彼女たちを閉じ込めているガラスケースは上の方からガラスの管が伸びていた。用途がわからないガラスケース。そんなものに閉じ込められている二人。あまりにも不気味で異様な姿だった。

 そんなガラスケースの異様さに誰もが目を見張り、息を飲んだ。いくらなんでも悪趣味すぎる。そんな状況でも、我らがリーダーは幾分か冷静な様子で、早くガラスケースを開けようとした。ガラスケースに近づいたが、どうやら鍵がかかっているらしく、びくともしなかった。


「おいおい……。これは一体どういう……。」


 冷や汗を垂らしながらそう呟いたとき


〈みなさま、おっはようございまーす!〉


 モニターと共にスピーカーの電源が入ったらしく、静かなホールに元気のいいクマのぬいぐるみの声が響き渡った。モニターには響いた声に数秒遅れてぬいぐるみの姿が映った。


「ちょっと、どういうことっすか!?マジックショーでも始まるんっすか!?」

「ひなた、一回お口チャックしようねぇ。で、なんで二人がこんなことになってるの?」

「ドッキリはまだ続いていたのでしょうか……ふわぁ。」

「悪趣味なこと、早く辞めたらどう?悪いけど、ボクたちこんなふざけたことに付き合ってあげられるほど暇じゃないんだけど。」


 他のメンバーも能天気なクマの声に対して様々な反応を見せる。テンパってしまい、変なことを口走る者、冷静に怒りを露わにする者、テレビ番組に嫌悪感を示す者、イラついている者。

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(プロフ) - きゃらめる@ぱんけえきさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。今後ともあいです!をお楽しみいただけたら幸いです。 (3月29日 22時) (レス) id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる@ぱんけえき - とっても面白いです!アイドルたちがデスゲームをするのはなかなかユニークなご企画ですね! (3月29日 21時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2024年1月13日 11時

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