第拾壱話 一体 ページ18
「「!!!/なっ…!?」」
少女が、音もなく連れ去られた。
その事実に、先程まで花火を飛ばしあっていた
二人も、そんなことをしている場合ではないと
すぐに動き出した。
必死に走る二人の元へ、可楽と空喜も合流した。
…四人は、かつてない程のスピードで夜の森を
駆け抜けた。
そして、ついに。
「ギャァァァッ!!!」
『!?………哀絶、さん…!』
犯人のいるところまで、追いついた。
『うわぁぁぁぁぁっ!!!』
少女は、一直線に哀絶の元へ駆け寄り、胸の中へ
飛び込んだ。
「気を付けろ、逃げられるぞ!」
「分かっておる!」
逃げようとする敵を、猛スピードで追いかけ
捕らえる空喜。
だが、四人は既に気づいていた。
そう。
鬼を倒すことが出来るのは、少女だけであると
いうことを。
「良いか。儂らは敵の足止めしか出来ん。だから、
お前がトドメをさせ。分かったな。」
その言葉に少女は、コクリ、と頷きゆっくりと
立ち上がった。
「…ど、どうせお前らは呼吸なんぞ使えんだろ!?
鬼なんだからよう!!!」
敵は、パニックになりながらそう叫んだ。
それを、さらに追い詰めるように。
『……それはどうかな。』
少女は、ふらりと敵の元へ近づいた。
そして。
『現代の呼吸 参の型 ヴィクトリーロード』
「(何じゃこれは!?まるで、力がみなぎってくる
ようじゃ…!)」
『肆の型 ワンチーム!!!!!』
五人が、"ひとつ"になった。
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ネオンライト - ありがとうございます!皆さんもいろいろとお疲れ様です('ω') (6月7日 22時) (レス) id: ec078ab941 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 完結お疲れ様でした、二人の幸せなこれからを想像してしまいます。 (6月7日 19時) (レス) id: df107beb4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 完結おめでとうございます!そしてお疲れ様でした! (6月7日 18時) (レス) id: 02cb98763f (このIDを非表示/違反報告)
ネオンライト - 6/7完結いたしました!また何かあればご報告ください😌 (6月7日 16時) (レス) id: 1121998891 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - はい!こちらこそよろしくお願いします! (6月5日 23時) (レス) id: 02cb98763f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネオンライト | 作成日時:2023年6月2日 13時