Love you…xx (ページ46)

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story44 ページ46

｢だぁーーーーっ｣

あれから２時間後。
波と別れた私は夕飯の材料を買って家に帰ってきた。

私はテーブルに項垂れる。

テーブルに置いてあるカバンから出てきているのは…アルバムや雑誌。
結局、持って帰ってきてしまった＿|￣|○

｢…。｣

ま、とりあえず、アルバムだけは聞こうかな。
と思ったので、寝室へ向かい、ＣＤをセットした。
再生のボタンを押せば、音楽が流れる。

｢あ、ずっとLOVE…｣

お、これはVanilla…
……意外に知ってるじゃんって？←誰に聞いてんの

だって！
元は私、ジャニヲタだもの！
Hey! Say! JUMPとかKis-My-Ft2とか、大好きだもの！
今でもABC-Zは好き。
でも、その中のメンバーの一人と暮らしていると、何だかそうも思わなくなっちゃうみたいでして…。

普段の様子を知ってると、テレビに映る彼の姿は嘘っぽく見えてしまう。

こんな私って、おかしいのかな？

｢彩奈ちゃーん、ただいまーっ｣
｢あっ｣

音楽を止めて、リビングへ向かった。
暑いのか、汗びっしょりのみっくんに、タオルを貸してあげる。

｢良亮は？｣
｢まだ。今日は遅くなるらしいよ｣
｢そっかぁ…｣

みっくんはタオルを私に渡すと、

｢じゃ、ご飯になったら呼んでね♡｣

と言って、自分の部屋にもどっていった。