Love you…xx (ページ23)

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story21 ページ23

そんな普通な日常を送り始めて

早くも一週間が経とうとしてました……。

今日も朝早く起きて着替えを済ませ、キッチンへと赴く。
当たり前のようになってきたこの朝食作りも、今では何の苦もない。

｢……おはよ｣

作り始めて15分程経てば、低血圧なみっくんがやってくる。
朝から仕事の時は来ないのだけれど、こうして朝がオフな日は決まって食べに来る。

｢おはよーご飯できてるよー｣

朝の挨拶以外何も話さないみっくんに、朝食を渡す。
みっくんは手を合わせると、黙々と食べ始めた。

｢よし。あとは……｣

軽くため息をついた私は寝室へと歩く。
扉をあけて覗けば、そこにはぐっすり眠っている良亮くんの姿。

｢おーきーろー｣

私は布団をガバッと上にあげた。
ゆさゆさも体を揺らす。

……でも起きない。

一応ね、昨日仕事から帰ってきたら

｢明日７時までに起こして｣

……て言われたから起こしに来たんだけど。
別に起こすことが今日が初めてなわけじゃない。

というか、ここに居候させてもらってからずーっと起こさせてもらってるんですよ、私。

｢んーーーっ｣
｢７時までに起こせって言ってたでしょ｣
｢ん……｣
｢起きろーーー！｣
耳元で大きな声を出すと、良亮くんは耳をふさいだ。

｢分かったから向こう行ってろ！｣

せっかく起こしたのに怒鳴られた私はしょんぼりしながら部屋を出た。