Love you…xx (ページ19)

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story17 ページ19

｢じゃあ、橋本くん…｣
｢……ABC-Z。｣
｢絶対嘘。｣
｢どういう意味だよ｣

だって、今目の前にいる２人がアイドル？
全然そんなオーラ無いじゃない←
どこにでもいる普通の一般人にしか見えない。

でも、よく考えてもみろ……

みっくんは朝、低血圧のはずだ。
朝からあんなにテンション高いわけが無い。

｢みっくんて朝は低血圧なんでしょ？｣
｢あー、俺今日寝てないから｣
｢はぁ！？｣

｢包丁危ない｣

驚いてみっくんを見てると、橋本くんが私の胸元を指さした。
下を見てみると、包丁が今にも下に落ちそうだったので、とりあえずまな板の上に置いた。

｢寝てないって｣
｢良亮も今日寝てねーだろ？｣
｢ドラマの撮影あったからね…｣

二人の会話を聞いてると、どうやら嘘はついてないようです。←
同じ名前だなぁとは思ってた。
でも同姓同名なんだな。くらいにしか考えてなかった。

今、改めて考えてみると、私ってすごいことしちゃってるんだな…

｢まじかぁ…｣

再び包丁を持って朝ごはん作りを再開する。
味噌汁とご飯は出来ていたので、お茶碗によそおい、二人に渡した。

｢いただきます。｣と手を合わせて言ってから２人は食べ始めた。

｢お、上手いじゃん｣
｢うん。美味しい｣

２人ぎ関心したようにそう言ってくれたので、私は嬉しくなって｢ありがとう｣とだけ返事をしておいたのだった。