Love you…xx (ページ11)

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story10 ページ11

｢あれ、違った？｣

キョトンとした顔で私を見る。
そんな顔されたら返答に困るじゃない……(汗)

｢なわけねーだろ｣

私の背後から声がしたので、ゆっくり振り返った。
腕を組みながら歩いてくるのは正しく、橋本良亮。

｢おー、良亮｣
｢本当、お前って変なタイミングで来んのが好きだよな…｣

呆れたように言いながらも信頼感のあるような話し方。
私が黙って二人の会話を聞いていると、ぶつかった彼が私を見た。

｢自己紹介遅れてごめんね。俺、宏光。となりに住んでるの。｣

バッと出された手に、愛想笑いをしながら軽く握手するように手を握り返した。
すると、まさかの握力…。
思い切り掴まれてしまった。

｢よろしくっ♪｣
｢は、はぁ………｣
｢俺の事みっくんって呼んでくれたら良いからね♪｣
にっこり微笑んだかr……みっくんは未だに握手している手をブンブンと振った。
私は気圧されながらも微笑み返した。

｢ところで君の名前は？｣

思い出したように私の名前を聞くみっくん。
私も忘れていたので、慌てて自己紹介をする。

｢彩奈です。高校２年生です｣
｢へぇ！高校生なんだ！｣
｢ま、まぁ……｣

｢んんっ！｣
二人で話してると、私の背後から咳払いをする声が聞こえた。