今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:50,782 hit
小｜中｜大
story29 ページ31
｢どれ飲む？｣
｢うーん…これがいい！｣
私が指さしたのは、カフェラテ。
裕太が素早く注文してくれる。
あと良亮くんと藤ヶ谷くんの分も買って、しばらくその場で待つことになった。
｢ね、彩奈｣
裕太が私を見る。
｢なに？｣
｢はっしーとはどうなの？｣
｢は？｣
いきなり、変なことを聞く裕太に、私は首をかしげた。
｢どういう関係？｣
｢どうって…ただの同居人？｣
私がそう答えると、裕太はがっかりしたような顔をした。
何か、期待はずれだ。とでも言われているような感覚。
｢えー、好き♡とか無いのー？｣
｢あるわけないでしょ｣
｢えーーーー｣
何が｢えーーーー｣よっ！
こっちが言いたいわよ！
｢一緒に住んでるのに？｣
そんなこと言われても…
確かにアイドルなだけあってかっこいいなとは思うことあるけど。
だからと言って｢好き。｣だなんて答えには結びつかない。
｢それに、一緒に住んでるの良亮くんだけじゃないよ？｣
お隣にはみっくん もいるんだし？
｢キタミツはいいんだよ。ほっとけば｣
｢裕太って、時々冷めてるよね…｣
｢そう？｣
｢お待たせしましたー｣
そう話してると、注文していた物が運ばれてきた。
私達は二つずつ受け取り、良亮くんと藤ヶ谷くんがいる元へ戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vanilla | 作成日時：2014年5月27日 15時
