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「えっと…」
「初めまして。」
にっこり微笑みながら私を見る彼。
私は、この人を知っている!←え。
テレビでよく見かけるもの。
「藤ヶ谷太輔さんですよね!」
「よくご存知で(笑)」
笑う姿を見て、やっぱりかっこいいなと思う。
まぁ、そりゃあアイドルだからっていうのもあるんだろうけど…
「久しぶり、良亮」
藤ヶ谷くんが良亮くんの隣に行って肩をポンポンと叩いた。
良亮くんは会えたことが嬉しいみたいで、ずっと微笑んでいる。
「彩奈、元気にしてた?」
「もちろん!この通りだよ」
バッと手を広げて裕太に言う。
裕太はそんな私を見て笑っている。
「変わってないな、お前」と言いながら私の頭をポンポンと叩いた。
「裕太もほとんど変わってないよ」
「そうか?身長伸びたんだけど…」
「え、うそ!」
確かに……
言われてみれば少し見上げる角度が変わった気がする…。
最後に出会ったのは3年ほど前だから、伸びてておかしくないか…
「彩奈は縮んだ?」
ニヤリ…と笑いながら裕太がそう言ってくるので、私は軽く裕太のことを叩く。
「失礼な!縮んでないよっ!」
ムキになって怒る私を見て裕太は更に笑う。
( *¯ ³¯*)…
もう知らないぞっ
「怒るなよー(笑)ジュース買ってあげるから」
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作者名:Vanilla | 作成日時:2014年5月27日 15時