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伍拾陸 ページ6

童磨side



Aちゃんがここに来たのは本当に驚いた。
もう二度と会うことはないと思っていたから。
血だらけのAちゃんを見た時無性に喰いたくて仕方がなかったが我慢した。


「黒死牟さんがここに連れて来てくれたの。怒っている無惨さんから私を助けてくれて。」

黒死牟殿がそんな事するようには思えなかった。無惨様からなどもってのほかだ。
Aちゃんはそんな事知らないし、わからないから、平然と喋り続けているがこれがどれだけ凄い事か。


「黒死牟さんが!」

「黒死牟さんに……!!」

口を開けば黒死牟、黒死牟。


本当に黒死牟殿のことばかりだ。



「Aちゃん、黒死牟殿の事好きなんだね。」

「うん!」


その後話していけば、黒死牟殿に鍛えてもらうって…


話がスゴすぎてついていけない。
人間が黒死牟殿に鍛えてもらうって……。


ついつい笑ってしまった。
上弦の壱、黒死牟殿に……


「いいね、いいね!その調子!…でもまずは寝ようね。」


そろそろ無惨様のお呼びがかかりそうだし。



Aちゃんを手を振って見送った後、予想通り琵琶の音が聞こえた。





***




「おや?黒死牟殿!」

「……童磨、Aはどうだ。」


黒死牟殿はギロりと俺を睨む。


「俺の所の信者が丁寧に手当をしてくれたから大丈夫さ!」

「……そうか。」


黒死牟殿の目が少し緩んだのを俺は見逃さなかった。

「あぁ!そう言えばAちゃん、黒死牟殿の事ずっと話していてね、黒死牟殿の事好きなんだねって言ったら元気よく、うん!って頷いてたよー?」

「…そうか。」

黒死牟殿はそう言って俺から顔を逸らした。



へー。なるほどね。



もう一度ベンッと琵琶の音がした。




「童磨、お前の所にAが居るのか。」

「はい!今は寝ています。」


「……そうか。明日にはAをここに連れてこい。」

「分かりました〜」


「…黒死牟、私の頭を蹴り飛ばした事……」


え、蹴り飛ばした?黒死牟殿そんな事したの?



「今回は不問とする。」

「………はっ。」


「以上だ。」




無惨様はそう言って消えた。





「黒死牟殿〜蹴り飛ばしたの〜?それはAちゃんから聞いてなかったよ!」

「……鳴女。」


黒死牟殿は何も言わず行ってきしまった。



「つまらないなぁ〜。」


俺はそう呟きながら、


「琵琶の君〜頼むよ〜!」



そう言って戻った。

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秋栄 - 李由華さん» おぉぉぉ!ありがとうございます!!続編は明日の0時ぐらいには出せればなと思っております!!深夜12時ぐらいにここに来ていただけたら、多分続編行けるはずです!!しっかりと期限までに出来るように努めてまいります!コメントありがとうございました! (2020年5月3日 13時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
李由華 - 続編制作頑張ってください! (2020年5月2日 21時) (レス) id: a39b69135d (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - 鬼小夜千夢さん» アニメOPでも、少ししか映らないのにカッコ良さは際立って…もう無惨様は美しくカッコイイですよね!この作品でそう思っていただけたのなら光栄です! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - ひろかさん» 鳴女ちゃん本当に可愛いですよねっ(*´▽`*)私も大好きなんです! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
鬼小夜千夢 - 無、無惨様!死にそうなぐらいかっこいいし……あぁもう死にそう(//∇//) (2020年4月29日 17時) (レス) id: 998332dba8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋栄 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年3月28日 23時

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