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玖拾壱 ページ41

猗窩座side


「できた!できた!猗窩座さんっ。」

鏡を俺に見せて微笑むA。


頭には赤い小さなリボンが2つ付いている。

「よく結べたな。」

「すごいでしょ!もっと褒めて褒めて!」

「あー、良くできた、良くできた」

軽く彼女の頭をポンポンとすると、刺すような殺気を感じて後ろを振り向くと



「ん?猗窩座さん?あぁ!黒死牟さん!次結ぶね!」

6つの目が俺をずっと見つめている。


Aが立ち上がり紫色のリボンを持って黒死牟の元へ行くと殺気が収まった。
このとてつもない殺気、他の鬼も気づかないはずがない。



皆、顔が引き攣っている。童磨は別だが。


「あれは相当Aちゃんにやられてるね〜。」

隣に童磨が来て座る。
いつもなら殴ってやる所だが、今回は静かに話を聞く。

「どういう事だ。」

「そのままの意味だ。ほら、あんな黒死牟殿見た事ないよ。」


童磨の視線の先には、楽しそうにリボンを付けているAと、静かに目をつぶっている黒死牟。

「いつもの光景だ。」

そう言うと、童磨は、はぁ〜と溜息をついている。



「全然分かってないね。猗窩座殿。」

「は?」

童磨は堕姫を呼んだ。

「あれどう思う?」

「完全にやられてるわ。」

「流石!堕姫!君はよく分かっている!」

「アンタには褒められたくないけど。…あの二人、意外と仲が良いみたいなのよ。A、この頃あの御方から貰った服を着ないで、アイツから貰った服ばかり着て…今だって、どう考えてもお揃いの髪型じゃない。」

確かに言われてみればそうだ。
仲が良い…


「猗窩座殿もAちゃんに取り込まれないように気を付けた方が良いと思うよ〜」

「俺はAに取り込まれたりなんかしない。お前は以前やらかしただろ。お前の方が気を付けるべきだろ。」

「俺は大丈夫さ。取り込まれたら信者喰って紛らわすから。」



Aを見れば、黒死牟の近くで、玉壺の腕に緑色のリボンをつけていた。
アイツの近くか。そう思って見ていたが、ある事に気づいて固まる。


「あははっ、玉壺さんそんな落ち込まないでよ〜!」

「ヒョッ…A様が髪がないと呟かれたせいです!!」


楽しそうに玉壺と話すAの髪に目を細め、触れていた黒死牟を見て、そういうのに疎い俺でも気づいた。


黒死牟は完全に取り込まれていた。あの御方が気づいて怒りだすのも時間の問題ではないかと思った。

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秋栄 - 李由華さん» おぉぉぉ!ありがとうございます!!続編は明日の0時ぐらいには出せればなと思っております!!深夜12時ぐらいにここに来ていただけたら、多分続編行けるはずです!!しっかりと期限までに出来るように努めてまいります!コメントありがとうございました! (2020年5月3日 13時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
李由華 - 続編制作頑張ってください! (2020年5月2日 21時) (レス) id: a39b69135d (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - 鬼小夜千夢さん» アニメOPでも、少ししか映らないのにカッコ良さは際立って…もう無惨様は美しくカッコイイですよね!この作品でそう思っていただけたのなら光栄です! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - ひろかさん» 鳴女ちゃん本当に可愛いですよねっ(*´▽`*)私も大好きなんです! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
鬼小夜千夢 - 無、無惨様!死にそうなぐらいかっこいいし……あぁもう死にそう(//∇//) (2020年4月29日 17時) (レス) id: 998332dba8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋栄 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年3月28日 23時

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