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捌拾 ページ30

鬼舞辻side



童磨からAが来たとの連絡があり、急いで無限城に戻り、待つ。
嫌がる彼女を鬼にして、決して私の元から離れないようにする。




そう思っていたが、

落ちてきたAは私を見るなり、私に抱きついて、好きだと言い続ける。
鬼殺隊の者達に私の事を言われ、嫌いになったのかと思っていたが、逆で驚いた。


鬼にしようと思い伸びていた爪がだんだんと短くなっていく。


彼女が嘘をついているのではと疑い、顔を見たが、涙を流し抱きついているAは嘘をついている様には見えなかった。殺気も全く感じられなかった。



だからといって、念には念を。私はいつもなら疑い深く、鬼にしていたが、




「………無惨さんが大好きです……恋愛感情の好きでした……。」



私は随分と彼女には甘いと言う事を知った。


「…そうか。」


彼女は私に恋愛感情の好き。それを抱いている。
それを知れただけでどうでも良くなってしまった。


彼女の首元に顔を寄せ、唇を付ける。

あぁ。やっと戻ってきた。



安物の着物を着てやっと戻ってきた。

私が選んだ物ではない着物を着て戻ってきた。


それが、Aが私の物ではないような気がして腹が立った。



「着替え直せ。」


完全に私の物になるのだ。
これ程心地よいものは無い。







「着替え終わりました……。」

出てきたAの首元にまた唇を落とす。

「無惨さん…?あのくすぐっ…たくて…」

「愛情表現。」


そう言えば彼女の頬はすぐに赤く染る。


「……無惨さんは…私の事…恋愛感情の好き…ですか…?」

そう聞かれて、一瞬固まる。



「…どう思う?」

そう聞き返すと、急に不安になったAは眉を下げる。
その姿が堪らなく愛おしいと、思う。


「…中ぐらいの好き…ですか…?」


「Aは私にそのぐらいの好きであって欲しいと思うのか?」

そう聞くと、Aはブンブンと顔を振る。


「…大好きがいいです…。」


「…。」
……可愛いのだが、どうすればいい。
Aをイジメていたのに、いつの間にか私の方がダメージを食らっているのはなぜ…?




「…無惨さん?」

「……Aには中くらいの愛にしておこう。」


そう言えば、しゅん…とするA。


「……嘘だ。大好きにしておこう。」

「っ!ありがとうございますっ!」



……私はいつからAにこんなにも甘くなったのだろう。
…前からか。

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秋栄 - 李由華さん» おぉぉぉ!ありがとうございます!!続編は明日の0時ぐらいには出せればなと思っております!!深夜12時ぐらいにここに来ていただけたら、多分続編行けるはずです!!しっかりと期限までに出来るように努めてまいります!コメントありがとうございました! (2020年5月3日 13時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
李由華 - 続編制作頑張ってください! (2020年5月2日 21時) (レス) id: a39b69135d (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - 鬼小夜千夢さん» アニメOPでも、少ししか映らないのにカッコ良さは際立って…もう無惨様は美しくカッコイイですよね!この作品でそう思っていただけたのなら光栄です! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - ひろかさん» 鳴女ちゃん本当に可愛いですよねっ(*´▽`*)私も大好きなんです! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
鬼小夜千夢 - 無、無惨様!死にそうなぐらいかっこいいし……あぁもう死にそう(//∇//) (2020年4月29日 17時) (レス) id: 998332dba8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋栄 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年3月28日 23時

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