三途じゃんw ページ5
翔side
安定…と思いきや…ガチの三途じゃね？
あ、母さんと父さんだ…お母さんも居る。
「母さん！父さん！お母さん！」
実母「翔？」
実父「翔なのか？」
母「貴方、早過ぎない？」
実母「なんで？」
「仇取ったよ。3人の…松浦吾郎…覚えてる？」
実父「覚えてるも何も…あいつが俺たちを殺したんだから」
実母「仇って…あんたまさか」
母「殺ったんか？」
「俺は、殺ってない。組長さんが死刑にするってさ。んで、俺は…なんかここに居た」
実母「会えたのは嬉しい…けど、早すぎるわ。」
実父「親不孝かお前はw」
実母「あの子達は？元気？」
「すげぇ元気だよ。あいつ今さ、いい感じの人がいるんだ。このまま行けば結婚かな」
3人「いい事聞いた！」
「俺、あっちの世界の戻り方分かんねぇんだよな」
母「簡単な事よ。生きたいと願えばいいのよ。」
実母「貴方の心は今、私達に会えた喜びで埋まってるの」
実父「還りたいなんて…思えてないんだよ」
母「貴方が願えば願う程…虎達の声が聞こえてくるはずよ？」
「俺、まだ、母さん達と話してたい…聞きたいこと、言いたいこと沢山あるんだよ！」
母「長居は良くないのよ」
「でも！」
実母「私達に言ってからでも…遅くは無いわよね？」
母「もう、甘いんだから」
実父「要件は？」
「母さん達…俺の事嫌いだった？俺が痴漢なんかにあったから…」
父母「馬鹿、大好きだった。」
実父「愛してた、けど、あの頃の俺達は心に余裕がなかった。お前に酷い接し方をしたな。翔…ごめんな」
「後、俺の活躍って…ここからでも、見えてる？」
母「見えてるよ。あんた、よく喧嘩してるなぁw」
実母「馬鹿息子wお仲間さんを大切にしなさい」
実父「さぁ、もう…時間だ」
「母さん、父さん、お母さん！絶対に見守っててよ？俺の事、いや、俺たちの事！」
3人「当たり前じゃない！翔…行ってらっしゃい」
くっそ、泣くな、俺！
笑顔で、見送られてんだ…
笑顔で、返さなきゃ
「ズッ…行ってきます！」
実父「涙は拭けよ？男がめそめそ泣くもんじゃねぇぞ！」
「泣いてねぇよ！」
実母「笑顔で」
母「気をつけるのよ」
さぁ、還ろう。俺のいる世界へ。
生きたいと強く願う。
戻りたいと強く願う。
会いたいと強く願う。
シルク/智「翔！翔！」
虎「翔さん！戻って来い！」
和/雅「翔ちゃん、逝かないで！」
父/龍「翔！(坊ちゃん！)」
潤「翔くん！」
マサイ/モトキ「翔さん！」
聞こえる…皆の声が…聞こえるよ…
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年1月5日 13時
