なんか、モヤモヤ ページ26
翔side
智くんの返しにモヤっとした。
なんか、隠してる。父さんに何言われたんだろう。
「あ、父さん！」
父「どうした？」
「智君と和に何言ったの？」
父「何って、腕の傷の理由教えただけだよ。正直に話せって言ったのに話さないからだぞ？」
「自分で言うつもりだったし…あ〜だからかw」
父「あの子供の名前入ってないぞ？」
「良かった！自分責めちゃうからね」
父「ったくwその性格はお母さん譲りだなw」
「かもね〜♪」
シ「翔〜？帰るよ〜」
あ、呼んでる！
父「またな、翔。」
「うん！あ、龍坊に熱血すぎって伝えてて」
父「わかったわかったw」
父さんに伝言を残し、家を後にした。
↓帰宅
さーて、お話しようかな
「あ、大野さん。貴方の部屋行っていいかな？」
智「え、良いけど」
「そう、じゃ、行こっか」
智「え、うん」
半ば強引に青部屋へ。
↓青部屋
「父さんから聞いたんでしょ？この傷の本当の理由」
智「うん…子供を守る為に…」
「そう。その子供っていうのは。うちもメンバーなんだよ…それを知ったのは事務所に入ってから」
智「え!?」
「その子の名前は松本潤。彼奴、背が小さかったから…幼いことか思ってたけどw」
智「傷…見せて？」
「いいよ」
俺は腕にある傷を見せた。自分で刺してるから、何処まで刃が達したのか分かってた。その分気持ち悪かったし…
智「痛かった…？」
「そりゃねwでも、後悔してない。」
智「そっか…翔君。連れて行ってくれてありがとう。実家の事も言いたくなかったかもしれないのに言ってくれてありがとう。」
なんか、モジモジしちゃうな…こんなにありがとうなんて言われたら…
智「くふふ。何恥ずかしがってんの？」
「悪ぃかよ…」
智「悪くない悪くないw」
「あ〜もう！下降りようぜ」
智「言うつもりないんでしょ？この先ずっと」
当たり前な事を行ってくる智くん。
だって、言ったらあいつはこの先ずーっと悔やむだろ
だったら、このままずっと黙っておけばいい
「当たり前。さぁ、下に行って珈琲でも、飲もうよ」
智「翔君が淹れてくれるんでしょ？」
「別にいいけど、珈琲なら潤に淹れてもらった方が美味いと思うけど？」
智「ん〜？」
勝負しますか…
↓リビング
「潤〜珈琲淹れて」
潤「はーい」
「2つね」
潤「了解」
…俺は思う。俺はインスタント。潤は挽いてから…
圧倒的潤の方が美味い。
智「これ、潤のだね」
「よくわかったねw」
潤「豆変えたんだ〜」
「すげぇ美味いよ」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年12月10日 2時
